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ボールパイソンの基本情報・魅力・飼育方法を徹底解説!初心者でも安心の飼育ガイド

爬虫類

こんにちは、そーちゃんです。

皆さんは、ヘビの飼育に対して、どんな印象を持っていますか?

なんとなくヘビは怖い…

噛まれそうで危ない…

そんなイメージを持っている人も多いかもしれません。

ところが、ボールパイソンはそんな”ヘビへの怖い印象”を大きく覆す存在なんです。

むしろ“おとなしくてかわいい”と評判で、ペットとして大人気!

ということで今回は、ボールパイソンの意外な魅力、そして飼育のポイントを詳しく紹介していきます。

この記事を読めば、あなたもボールパイソンをお迎えしたくなること間違いなしですよ!

ボールパイソンに少しでも興味がある人は、是非最後まで見ていってくださいね。

ボールパイソンってどんな生き物?

まずは、ボールパイソンについて簡単に学んでいきましょう。

ちなみにボールパイソンは、日本では「ボールパイソン」と呼ばれることが多いですが、正式な和名は「ボールニシキヘビ」と言い、あの有名なニシキヘビの仲間なんです。

え、ニシキヘビの仲間ってやばくない…?

と思ったそこのあなた!

実は、ボールパイソンは飼育難易度が”初心者向け”として紹介されることの多い、非常に飼育しやすいペットなんです。

そんなボールパイソンのイロハについて、下の表を見ながら解説していきます。

項目内容
和名ボールニシキヘビ
学名Python regius
英名Ball Python / Royal Python
原産地西・中央アフリカ(ガーナ、トーゴ、ナイジェリアなど)
体長約100〜150cm(最大で180cm程度)
体重成体で約1.5〜3kg前後(個体差あり)
寿命15〜20年(飼育下では25年以上の例も)
性格おとなしく臆病、丸くとぐろを巻く習性がある
食性肉食(マウス・ラットなどの小型哺乳類)
特徴丸まって防御姿勢をとることから「ボール」の名がついた
飼育難易度初心者〜中級者向け(温度・湿度管理が重要)

ボールパイソンは大型のヘビ!

ボールパイソンは主にアフリカを生息地としている、ニシキヘビの仲間です。

彼らは、成体になると『体長100〜150cm、体重は1.5〜3kgほど』とかなり大きくなることが知られていますが、実はニシキヘビの中で小型な種でもあるんです。

ちなみにニシキヘビの中で最も大きくなるのは『アミメニシキヘビ』であり、”最大体長10m超・体重200kgオーバー”と、まさに規格外のサイズとなっています。

ニシキヘビ界隈、恐ろしいですね…(笑)

そんなニシキヘビの仲間であるボールパイソンですが、何故ボールパイソンと呼ばれているのでしょうか。

実は、パイソンという名前の語源は『ギリシャ神話の怪物”パイソン(Python)”』が由来しています。

そして、この”パイソン”という怪物が『神殿を守る”巨大な大蛇”』であったことから、大型であるニシキヘビ科のヘビが総じて『パイソン』と呼ばれるようになったそうです。

こういった豆知識も、知っておくと面白いですよね!

ボールパイソンは飼育しやすい!

ボールパイソンは、その体の大きさから『怖い…』と敬遠されがちですが、実はとても飼いやすい爬虫類と言われています。

その最大の理由は

『ボールパイソンは非常に大人しく、臆病な性格を持っているから』

そもそも、ボールパイソンの名前の”ボール”は『敵が近づくと、”ボールのように”丸まって防御姿勢をとる』という彼らの特徴が由来しており、敵が近づいても”滅多に噛みつくことがない”ほど、彼らは大人しくて臆病な性格をしているんです。

そのため、ボールパイソンを飼育していても”噛まれることはほとんどなく”、ハンドリングも楽々できるというのが、彼らが飼育しやすいと言われる所以!

その他にも、寿命が”15〜20年ほど”と長いので、ペットとして一緒にいられる時間が多く作れることや、体のサイズの割に”省スペース”な飼育環境で済むことも、飼いやすさの理由でしょう。

また、飼育下のエサである冷凍マウスも、今は通販などで簡単に入手することができるため、そういった側面もボールパイソンの人気に拍車をかけているんです。

では、いよいよボールパイソンの魅力について話していきます。

ボールパイソンの魅力3選!

ここまでボールパイソンの基本情報について簡単にお伝えしましたが、次は彼らの魅力についてお話ししていきます。

正直、ボールパイソンの魅力は語ると止まらないくらい多いのですが、今回は彼らの魅力を”3つ”に絞ってきました。

初心者の方にもわかりやすい内容にしたので、これを機にボールパイソンの意外な魅力に触れてみてください!

① おとなしい性格でハンドリングしやすい

この性格は、一見ネガティブに感じるかもしれませんが、裏を返せば『攻撃的でなく、気性が穏やかな性格』という意味であり、むしろ飼育者にとってはポジティブな性格をしているといえます。

ボールパイソンを語る上で絶対に外せないのは、何といっても『臆病で大人しい性格』です。

この性格のおかげで”滅多に噛まれることがない”ため、ケージ内のメンテナンスを安心して行うことができる他、ハンドリングも余裕でできちゃうのが、ボールパイソンの魅力なんです。

ちなみに他のヘビはというと、気性の荒い個体が多かったり、指をエサだと思って噛み付いてくる個体もいたりして、エサやりやハンドリングの際に噛まれてしまうことも…

その点、ボールパイソンに噛まれたという話は滅多に聞かないので、初心者の方でも安心して飼育できるといえるでしょう。

②省スペース・長寿・可愛い 三拍子揃ったペット

皆さんはペットをお迎えする際、何を基準に検討していますか?

きっと、『飼育コスト・飼育スペース・鳴き声や音・寿命の長さ』などは、ペットをお迎えするときに必ず頭にチラつくと思います。

でも、今あげた要素を”全てクリアしているペット”なんて、なかなかいないんですよね…

しかし、ボールパイソンはなんと『コスト安・省スペース・音無し・寿命長い』という、”ペットに求めたい4つの要素”を全てクリアしている生き物なんです。

まず、コスト面に関しては、全ての飼育用品を揃えるのに2万円以内で揃えられるという、最強のコスパ!

さらに、ボールパイソンは身体のサイズが大きいわりに、飼育ケージはそれほど大きいものを用意する必要がなく、最大サイズに成長したとしても”横幅60cm×奥行き45cm”ほどのケージであれば、問題なく飼育することができます。

また、ヘビという生き物の特性上、飼育していて”鳴き声”が聞こえたり、物音が発生するということはないため、集合住宅に住んでいるような方でも安心して飼育を始めることができるんです。

そのうえ、ボールパイソンの寿命は15〜20年ほどと長いため、”私たちの人生の約4分の1”を一緒に過ごせるパートナーとしても申し分なし!

そして何よりも、ボールパイソンの”カッコ良くて可愛い見た目”は唯一無二で、爬虫類好きにとってはたまらないんですよね!

飼いやすくて、ビジュアルも最高な爬虫類ってなかなかいないからこそ、ボールパイソンは爬虫類好きから愛されているんです。

③ 多彩なカラーバリエーション(モルフ)がある

ボールパイソンを語る上で外せないのが『モルフ(カラーバリエーション)の豊富さ』です。

モルフとは、『遺伝的な違いによって現れる 体色や模様のバリエーション のこと』を指します。

そして、ボールパイソンは世界的に最もモルフ開発が進んでいるヘビで、そのモルフの種類は現在確認されているだけで、なんと”数百種類以上”であると言われているんです。

ちなみに、ボールパイソンの人気は以下の表の通り!

モルフ名特徴初心者人気度
ノーマル(Wild Type)野生型。茶色と黒の模様が基本★★★☆☆
アルビノ(Albino)メラニンが欠乏し、黄色と白の体色★★★★★
パステル(Pastel)明るい黄色の発色が強調される★★★★☆
ピエボールド(Piebald)体の一部が真っ白になるまだら模様★★★★★
バナナ(Banana)ピンク〜オレンジ系の柔らかい色合い★★★★☆
モハベ(Mojave)滑らかな模様でブリーディングにも人気★★★☆☆
クラウン(Clown)頭部から体にかけて独特の模様★★★★☆

この中で、特に美しいと個人的に感じるのは『クラウン』と呼ばれるモルフ!

ボールパイソンの『クラウン』の個体は、独特のマダラ模様が全身に施されており、おどろおどろしさもありつつ、中世ローマの骨董品を思い出させるような模様は、見れば見るほど魅了されていく不思議な魅力を持っているんですよね。

ボールパイソンの値段は、大半がモルフの種類によって決まっており、ノーマルの個体であれば”10,000円ほど”でお迎え可能ですが、人気モルフ(アルビノ・パステルなど)になると”20,000円〜50,000円ほど”に跳ね上がり、希少なモルフ(コンボモルフ・パイボールドなど)になると”数十万円〜数百万円以上”と、意味のわからない値段になっていきます(笑)

それゆえに、ボールパイソンの飼育を”コレクション”として楽しむ人も多いのだとか…

何にせよ、数百種類以上のモルフの中から”自分好みの1匹を選び抜ける”というのは、ボールパイソンの最強の魅力だといえますね!

ボールパイソンの飼育を始めてみよう!

では、いよいよボールパイソンの飼育方法についてお話ししていきます。

ボールパイソンの飼育難易度は、他の爬虫類たちに比べると、かなり初心者向けとなっているため、揃えなければならない飼育設備も総額”20,000円以内”に抑えることができるんです。

ただし、ボールパイソンがいくら飼いやすいとはいえ、『飼育設備が不十分』『予備知識0』なんてことがあると、すぐにお別れを迎えることになってしまいます。

まずは、飼育に関する知識を確実に身につけていきましょう!

ということで、まずは以下の飼育設備一覧表をチェックしてみてください!

設備役割・ポイント補足
飼育ケージボールパイソンの生活空間成体でも横幅60cm程度で飼育可能
床材湿度保持・衛生管理新聞紙、ヤシガラ、ペットシーツなど
シェルター隠れる場所を確保複数設置すると安心
水入れ飲水・体を浸す大きめで安定感のある容器を
ヒーター(パネル/保温球)温度管理に必須床面加温+空気加温の組み合わせが理想
温度計・湿度計環境を正しく把握デジタル式がおすすめ
エサエサは冷凍マウスを用意身体のサイズに合わせたものを用意

ケージのサイズは”とぐろが3〜6個入るくらい”が目安!

ボールパイソンは、最大サイズの成体になっても『横幅60cm×奥行き45cm』のケージを用意できれば、簡単に飼育することができる”省スペース”なペット。

最大サイズになっても”60×45cm”の面積で飼育できるのは、非常に魅力的ですよね!

しかし、飼育ケージは”成長段階に応じた”サイズのものを用意する必要があります。

具体的には、ボールパイソンが”トグロを巻いた状態の3〜6倍の大きさ”のケージを、常に用意しなければなりません。

『え、大変じゃない…?』

と思うかもしれませんが、実はボールパイソンのケージは一生のうちに”約3回”アップデートすればOK!

幼体の頃にお迎えした場合であれば、最初は”30×45cm”のケージから飼育を始めて、そこから成長段階に応じて、徐々にケージのサイズを大きくしていってください。

ちなみに、ケージのサイズが大きすぎてしまうと『脱皮不全』や『ストレス』の原因となってしまうので、必ずケージは”ボールパイソンの大きさに合わせたもの”を用意しましょう。

床材は”こだわりがなければ”ペットシーツがオススメ!

ボールパイソンに限らず、多くの爬虫類を飼育する際に覚えておきたいのが、床材を『ペットシーツ』にするという選択肢です。

というのも、爬虫類飼育をしている方なら共感してもらえると思いますが、『床材の土やチップを誤飲して、ペットが亡くなってしまう』という事故がとにかく多いんですよね…

ボールパイソンの場合も、床材を”土・チップ系”にすると『エサやりの際に、床材ごと飲み込んでしまって窒息してしまう』という事故が発生する恐れがあります。

もちろん、ケージ内を『”野生に近い環境”にしてレイアウトをこだわりたい!』という方もいるので、一概に『ペットシーツがいいよ!』とは言えないのですが、こだわりがないのであれば、特に初心者の方は”ペットシーツ”を使用した方が無難かなというのが個人的な意見です。

実際、ペットシーツは汚れた際の掃除も楽ですし、便の状態なども簡単に確認できるので、初心者の方には強くオススメですよ!

シェルターは”ストレス軽減”の効果あり!

ボールパイソンの飼育において、シェルターは”ストレス軽減”と”脱皮不全予防”という、非常に重要な役割を果たしてくれる、とても重要なアイテムです。

特に、野生下では多くの時間を天敵から身を隠して生活しているボールパイソンにとって、ケージ内に”身体がすっぽり隠れるようなシェルター”を用意することはとても大切!

ケージ内にシェルターがないと、本能的に”天敵から身を守れない”と感じてしまうため、ボールパイソンにとって大きなストレスになってしまいます。

また、シェルターは”脱皮不全予防”にも有効で、脱皮殻をシェルターに引っ掛けることができるようになるため、設置するだけでボールパイソンが”脱皮しやすい環境作り”を用意できるんです

こんなに大事な役割を2つ兼ね備えた”シェルター”を用意しない手はありませんよね!

飼育しているボールパイソンのためにも”必ず”シェルターを設置してあげましょう!

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水入れは”100円ショップのアイテム”で代用しよう!

ボールパイソンなどの”力の強い爬虫類”を飼育する場合は『大きくて安定感のある容器』を用意することが大切です。

その理由は『簡単に容器をひっくり返されてしまうから』

水入れの容器を頻繁にひっくり返されてしまうと、ケージ内の掃除の回数が増えるため、ペットにとっても私たちにとってもストレスとなってしまいます。

そのため、最初から”ひっくり返されないような安定した容器”を用意しなければなりません。

ただ、ボールパイソンなどのヘビを飼育する場合は、安定した容器を選ぶことはとても簡単!

用意するのは、『ボールパイソンの身体がすっぽり入るサイズの百均のタッパー』だけ!

ヘビの飼育における水入れは、『飲み水』と『身体を浸す水場』という2つの役割を兼ねているため、必ずヘビの体が入るものを用意しましょう。

あとは、そのタッパーに水を8分目まで注いで、タッパーの蓋にカッターなどで直径3〜6cmほどの穴を開けてあげれば、『ひっくり返りにくくて、水のこぼれにくい”最強の水入れ”』の完成です!

簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね!

ヒーターは変温動物にとって”必須級”のアイテム!

ボールパイソンなどの変温動物を飼育する上で、身体を温めることができるヒーターは欠かせないマストアイテムです。

Q.変温動物とは?

A.自分の体温を体内で安定して保つことができず、外部の温度(環境温度)に体温が左右される動物のことを指します。

基本的に、変温動物を飼育する際にヒーターなどの暖房器具を用意しないと、『代謝が落ちる』『消化ができない』『活動が低下する』などの体調トラブルが起きやすいとされています。

ボールパイソンも例外ではなく、ケージ内を常に”25〜28℃”に保ちつつ、ヒーターを設置している箇所は”30〜33℃”と”ケージ内に温度の勾配”をつけることで、彼らが体温調整しやすい環境を整えていきましょう。

我が家では、複数のペットを飼育しているため、部屋の温度は常に一定(27℃)に保ちつつ、パネルヒーターを使用してケージ内の温度の勾配をつけています。

部屋の温度を一定に保つのが難しい方は、セットで暖突と呼ばれるヒーターを設置することで、ケージ内の温度を一定に調節できるので、気になる方はチェックしてみてください!

温度計・湿度計は”データの見える化”のために必須!

どんな生き物を飼育するにしても、『温度・湿度管理』はとても大切な要素ですが、意外と多くの飼育者が”体感での温度・湿度管理”をしがちです。

しかし、温度・湿度というものは生き物たちの体調に”最も関係している”ともいえるくらい重要なもの。

よって、それらの数値は絶対に”データとして見える化”した状態で管理しなければなりません。

そのため、ボールパイソンを飼育する際も必ず『温湿度計』をケージ内に設置するようにしましょう。

温湿度計選びのコツは『どれだけ文字が大きくて見やすいか』に尽きます。

ケージ内の温度・湿度を”正確に素早く”把握するためにも、温湿度計は”見やすさ”を基準に選んでみてくださいね。

ちなみに、ボールパイソンの適温・適湿は“24〜28℃・40〜60%”となっているため、この数値を参考に適切な環境作りを心がけてみてください!

ボールパイソンのエサは冷凍マウス。身体のサイズに合わせたものを!

ボールパイソンのエサは、爬虫類ショップや通販で購入することができる”冷凍マウス”を用意しましょう。

冷凍マウスは、冷凍庫で保存しておき、エサやりのタイミングで70℃前後のお湯で30分ほど湯煎することで、本物のマウスのような温度を再現できます。

ボールパイソンに限らず、ヘビは”温度を感知して”エサかどうかを判断しているため、エサの温度管理は非常に重要です。

また、冷凍マウスのサイズですが『飼育しているボールパイソンの胴回りと同じくらいのサイズ』を目安に選んでください。

冷凍マウスのサイズが大きすぎると、そもそも食べてくれなかったり、飲み込んだとしても吐き戻す可能性があり、逆に小さすぎると、一度に多くの冷凍マウスを与えなければならないため、飼い主側の経済的にあまり良くありません。

まずは、ボールパイソンをお迎えしたショップなどで、エサとして与えている冷凍マウスのサイズを聞いて、そこからは成長段階を見ながらマウスのサイズを大きくしていきましょう。

まとめ

ボールパイソンは、爬虫類の中では飼育が容易な部類で、それでいてコレクション性もあり、性格も穏やかでハンドリングしやすいという、どこをとっても初心者向けな最強な生き物といえます。

これを機にあなたも、ボールパイソンの世界に足を踏み入れてみませんか?

当サイトでは、生き物飼育や”生態系に焦点を当てた記事”をたくさん掲載しています。

気になる方は是非、他の記事もチェックしてみてくださいね!

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