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フトアゴヒゲトカゲの飼育費用と維持コストを徹底解説|初期費用・電気代・餌代の目安まとめ

爬虫類

こんにちは、そーちゃんです。

最近、爬虫類ペットとして人気の”フトアゴヒゲトカゲ”ですが、『実際に飼ってみたい!』という人の中にも、

『飼い始めるにはどれくらいお金がかかるの?』

『飼育を維持していくためのコストはどれくらい?』

という疑問を持っている方はかなり多いのではないでしょうか。

ということで今回は、『フトアゴヒゲトカゲをこれから飼ってみたい!』『飼い始めたけど不安…』という方向けに、フトアゴヒゲトカゲを飼育する上での”初期費用””維持費”について、分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、フトアゴヒゲトカゲを飼育する際の”おおまかな金額の目安”が分かるため、スムーズにお迎えまでの準備を始めることができますよ!

1. 飼育を始める前に知っておきたいポイント

まずはフトアゴヒゲトカゲを飼育する前に、『これだけは知っておきたい!』というポイントをお話ししていきます。

このポイントを”知っている”と”知らない”とでは、今後フトアゴヒゲトカゲをお迎えしたときの心構えが全く違ってくるので、しっかりと押さえておきましょう。

  • フトアゴヒゲトカゲは雑食性のトカゲ。昆虫+野菜をバランスよく与える必要あり。
  • 寿命は10年~15年ほど。『長く付き合っていく家族』として考えたい。
  • 飼育にあたっては 初期費用(設備を整える) +維持費(電気代・餌代・床材交換など) がかかる。
  • 『保温・紫外線(UVB)』『適切なケージサイズ』『餌(生き餌を含む)』『定期的なメンテナンス』のコストが高い。

フトアゴヒゲトカゲは成長段階によってエサやりの方法が変わってきますが、基本的には『昆虫+野菜』をバランスよく与えて飼育しましょう。

また、フトアゴヒゲトカゲの寿命は”10〜15年ほど”と長いため、衝動的に飼育を始めるのではなく、自らの人生設計も考慮に入れながら、お迎えを検討する必要があります。

さらに飼育の際には、”ある程度まとまった額”の『初期費用+維持費』が必要になることも押さえておきたいポイントで、後ほど紹介しますが、全部合わせるとザッと10万円以上は必要になるので要注意です!

2. 初期費用(飼育開始時の設備・生体代)

それでは早速、フトアゴヒゲトカゲの飼育を始めるために必要な初期費用を紹介していきます。

項目説明目安価格
生体(フトアゴトカゲ本体)ノーマルなモルフなら1万円~3万円程度でお迎え可能。モルフ次第ではさらに高額になることも…約10,000〜30,000円(一般的なモルフ)
ケージ・飼育設備などケージサイズは90×45cm以上が理想。ケージ・照明(バスキングライト・UVBライト)・保温器具・床材などが必要。約30,000〜50,000円(設備のみ)
合計の目安何にお金をかけるかで、初期費用の合計は変化するが、およそ5万円以上は覚悟したい。約40,000〜80,000円が目安

フトアゴヒゲトカゲを飼育する際の初期費用は、生体代と飼育設備費を合わせると、最低でも”40,000円以上”、充実した環境を整えるのであれば”50,000円以上”は見積もっておきたいところです。

生体代に関しては、好きなモルフ(※1)次第で値段が変わり、メジャーなモルフであれば”10,000〜30,000円ほど”でお迎えが可能で、希少度が高いモルフになるにつれて、その価格は上がっていきます。

※1 モルフとは、同じ種の中で体の色や模様、形などの遺伝的な違いによって生まれた多様な見た目のバリエーションのことです。

ケージなどの飼育設備は『どれだけ飼育環境にこだわるか』によって、かかってくる金額が変わってきますが、必要最低限の設備を揃えるだけでも”30,000円以上”はかかると思っておいてください。

これらを合計すると、フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な初期費用は、最低でも”40,000円以上”という計算になります。

初期費用のポイント

  • ケージやライトなど設備は一度購入すれば長期間使えるため、初期費用が高めでも将来的な投資と考えると損ではありません。
  • 安さ優先で設備を省くと、温度管理や健康管理などでリスクが高まります。特に初心者は品質重視で揃えた方が安心です。
  • モルフや年齢で生体価格は大きく変わるので、『安いからお迎え!』といった安易な購入は避けるべきです。

3. 維持費用(月々・年間でかかる費用)

続いて、フトアゴヒゲトカゲの飼育を続ける上で毎月(あるいは毎年)かかる”維持費用”を見ていきます。

こちらも、おおよその目安として把握しておきましょう。

毎月かかる主な費用

まずは、毎月かかる費用についてです。

項目内容目安金額(円/月)
電気代バスキングライト・UVBライト・保温器具などの使用電力。およそ”2500円前後”。約1,500〜3,000円程度(設備・地域・使用時間による)
餌代・生き餌代成長段階に応じて『昆虫+野菜』をバランスよく与える必要あり。月3,000〜5,000円程度は覚悟。約3,000〜5,000円(成長段階による)
床材・消耗品交換床材・給水皿・器具清掃・ライトの交換(UVBライトは半年に一度交換)など。約500〜2,000円程度
獣医・健康チェック予防診断・寄生虫チェック・病気治療など。頻度・内容によって変動大。年間で数千〜数万円になる可能性あり

フトアゴヒゲトカゲを飼育する上での維持費は、病院などの費用を除くと大体”5,000〜10,000円ほど”が目安となります。

ただし、これはあくまでも”目安”であり、物価の高騰や仕入れ状況によっては、費用が追加でかさんでしまう可能性も…

そのため、フトアゴヒゲトカゲを飼育するなら、月に”10,000円ほど”は見積もっておきたいところですね。

月の維持費は”10,000円くらい”かかると考えておこう!

年間・長期でみたコストの目安

では、年間及び長期的な飼育を考えたとき、維持費の目安はいくらになるのでしょうか。

仮に、月に”10,000円ほど”かかると仮定した場合、1年で”120,000円ほど”必要となり、寿命まで飼育し続けることを考えると、15年分で1,800,000円(180万円)ほどがかかる計算となります。

月10000×1年(12ヶ月)=120,000円

年120,000円×フトアゴヒゲトカゲの寿命(15年)=1,800,000円(180万円)

フトアゴヒゲトカゲの飼育、結構お金かかりますよね…(笑)

4. 初期費用・維持費をまとめたシミュレーション

以下は、標準的な条件でフトアゴヒゲトカゲの飼育開始を開始した場合を想定した、初めの1年間の大まかな費用シミュレーションです。

項目金額(概算)
生体購入(ノーマル種)約20,000円
設備購入(ケージ+ライト+保温器具等)約40,000円
初期費用合計約60,000円
月間維持費(電気+餌+消耗品)約5,000円/月 × 12月 = 約60,000円
獣医・健康チェック等約10,000円(仮)
1年間コスト合計約130,000円(初期+維持+診察)

※この数値はあくまで一例です。ケージのサイズ、ライトの消費電力、餌の種類・量、地域の電気料金、個体の成長スピードなどによって、この費用は変動します。
※15年の飼育を視野に入れるなら、初期設備を長く使える仕様にすることで『1年間あたりのコスト』を抑えることも可能です。

5. 飼育コストを抑える工夫・注意点

それでは最後に、フトアゴヒゲトカゲの飼育費用を少しでも抑えつつ、健全な環境を維持するためのポイントを紹介します。

設備の使い回し・長期利用を意識する

フトアゴヒゲトカゲのケージや照明器具などは、最初に少し奮発して”品質の良いもの”を選べば、交換頻度を減らせます。

特に、初心者の方はなるべく安い金額で飼育設備を揃えたがる傾向にありますが、

それは大きな間違いです。

基本的に、飼育設備は最初にいいものを揃えておくことで、故障や買い替えのリスクをケアすることが出来て、結果的に安く済むことがほとんどなんですよね。

まずは、未来のための投資だと思って、品質の良い飼育設備を揃えるのを強くオススメしますよ!

ちなみに、フトアゴヒゲトカゲの飼育設備についてはこちらの記事で紹介しているので、併せてチェックしてみて下さい!

餌・生き餌の工夫

フトアゴヒゲトカゲは成長段階によって、主食となる”昆虫と野菜の割合”が変化していきますが、なかでも費用がかさんでしまうのが『昆虫』にかかるお金です。

その値段は、一食あたり”約200円”(我が家のフトアゴヒゲトカゲの場合)

ですが、この費用も『コオロギやデュビアを自宅で繁殖させる』『人工フードに慣らす』などによって、大幅に削減することが可能です。

実際我が家でも、あまりにも昆虫にかかる費用が高いため、『レオパドライ』や『レオバイト』といった”昆虫が主成分の人工フード”を与えることで、月に3000円以上節約することが出来ています。

定期的なメンテナンスを怠らない

フトアゴヒゲトカゲを飼育していく中で、飼育設備が劣化してしまったり、ケージの衛生状態が悪くなってしまうと、病気のリスクが上がり、結果的に獣医費用が膨らむ可能性があります。

そのため、こまめに飼育設備のメンテナンスやフトアゴヒゲトカゲの体調チェックを怠らないようにしましょう。

特に、UVBライトは消耗が激しく、半年に一回は交換しなければならないため、十分に注意して下さい。

6. まとめ・飼育を検討する際の心得

フトアゴヒゲトカゲは、見た目にも愛嬌があり、比較的扱いやすい爬虫類ペットとして人気ですが、しっかりとした飼育環境を整える必要があります。

そのため、以下を念頭に置いておきましょう。

  • 初期費用として 約4〜6万円以上 を準備しておくのが安心。飼育設備・生体ともに条件によってはそれ以上。
  • 月間維持費として 数千円〜1万円程度(平均5,000円前後) が目安。年間数万円のコストが継続します。
  • 飼育期間が長くなるほど、設備投資の回収性・維持管理の効率が大切になってきます。
  • コストだけで判断せず、『適切な温度・紫外線・餌・環境』を整えることが、健康な飼育・長生きの鍵です。
  • 初めて爬虫類を飼うなら、設備はケチらず、飼育環境を安定させた上でスタートすることをおすすめします。

このサイトでは、フトアゴヒゲトカゲを始めとする『生き物の飼育や保護活動』に関する記事を多数投稿しています。

気になる方はぜひチェックしてみて下さい!

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