こんにちは、そーちゃんです。
今回はフトアゴヒゲトカゲが人に懐くのか、という話をしていきます。
フトアゴヒゲトカゲは懐かない!

結論から申し上げますと、フトアゴヒゲトカゲを含む、爬虫類が人に懐くことはありません!
犬や猫、小動物などは仲間と共に生活し、子育てを行う習性があるため、彼らには生まれながらに社会性が備わっているのに対し、フトアゴヒゲトカゲを始めとする爬虫類には、群れで生活したり、子育てをする習性がないため、社会性もありません。
そのため、爬虫類の習性上、犬や猫のように「人を仲間として認識して懐く」ということはないと言えるのです。
フトアゴヒゲトカゲは懐かないのか、残念…
そう思った、そこのあなた!
「懐く」ということはありませんが、「馴れる」ことは十分にありえます!
実際、フトアゴヒゲトカゲは他の爬虫類と比べて、人馴れしている個体が多いと思います。
フトアゴヒゲトカゲが手や膝の上でゆったりしている写真や、人の手からご飯を食べている動画などを見たことがある人はきっと多いはずです。

もちろん、フトアゴヒゲトカゲにも性格があり、臆病な個体から大胆な個体まで、その性格は様々です。
では、フトアゴヒゲトカゲに「馴れてもらう」ためにはどうすればよいのでしょうか。
フトアゴヒゲトカゲに慣れてもらう秘訣はこれ!

1.ストレスを与えない
まずはストレスを与えないことがとても重要です。
フトアゴヒゲトカゲにとって、快適で清潔な環境作りを心がけましょう。
フトアゴヒゲトカゲの快適で清潔な飼育環境には大きく3つのポイントがあります。
①ケージは大きいものを選ぼう!たまに部屋んぽも!!
ケージの大きさはなるべく大きいものを選びましょう。
小さいケージでは、ケージの中で動き回ることができずに生体に大きなストレスがかかってしまいます。
最低でも、幅60㎝×奥行45㎝ほどの大きさのケージを用意してあげてください。
私は幅61.5㎝×奥行46.5㎝のケージを使用していますが、こちらのケージであればある程度は動き回ることができるため、生体にストレスをかけることなく飼育が可能です。
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また、たまに部屋んぽをさせてあげるのも大事です。
どうしても、ケージ内だけで飼育していると運動不足になってしまい、ストレスがかかってしまいます。
私は1日に最低15分ほどは、あごすけに部屋んぽさせています。
フトアゴヒゲトカゲが走る様子は、とてもキュートなのでぜひ見ておくべきです!!((笑))
②バスキングライトやUVライトを適度に照射しよう!
フトアゴヒゲトカゲの飼育には、2種類のライトが必要になります。
1つは身体を温めるためのバスキングライト、もう1つは太陽光を再現した紫外線ライトです。
バスキングライトはフトアゴヒゲトカゲの生息する、乾燥地帯の暖かさを再現するのには欠かせないライトで、その他にも体温を上げることで消化や食欲などの生命維持に必要な活動を促進する効果があり、絶対に欠かせません。
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紫外線ライトは、UVA、UVBを照射するもので、このライトがないとフトアゴヒゲトカゲは体内でカルシウムを吸収できなくなってしまいます。
カルシウムを吸収できないと、骨の形成や成長に大きな影響が出てしまうため、紫外線ライトはマスト中のマストアイテムです!!
紫外線ライトについてはこちらの記事を参考にしてみてください!
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③清潔さを重視するなら、床材はペットシーツ一択!
フトアゴヒゲトカゲの床材には、保湿性に優れたヤシガラ系のものや、多少の消臭効果が期待できるウォールナッツサンドなど様々なものがあります。
しかし、清潔さとコスパを重視するなら、個人的にはペットシーツ一択だと思います。
フトアゴヒゲトカゲの糞はアダルトサイズになると、3日に1回ほどのペースで、かなりの量が強烈な臭いを伴って排泄されるため、チップ系や砂系のものだと床材の交換がとても大変です。
その点、ペットシーツであれば汚れているシーツを替えるだけで、清潔な環境を保つことができます。
もちろん、飼育レイアウトにこだわる方にはおすすめしませんが、あまりこだわりのない方はペットシーツを使用すると、フトアゴヒゲトカゲにも私たちにもストレスがかからずに飼育できるのでおすすめです!
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2.まずは手の存在に慣れてもらおう。
先ほどもお伝えしましたが、フトアゴヒゲトカゲを始めとする爬虫類は人に懐くことはなく、むしろ、無闇に接触を試みると生体にとって多大なストレスがかかってしまいます。
そのため、まずは私たちの手に慣れてもらうことから始めてみましょう。
具体的な方法としては、手からエサをあげてみることです。
私の場合、フルーツやおやつなどの特別な給餌の際に、必ず手から与えるようにしています。
うちのあごすけはイチゴやバナナが大好物のため、手から与えてもバクバク食いついてくれます。
また、チュールのようなピューレ状のおやつもフトアゴヒゲトカゲと距離を縮めるのにはとても有効です!
うちでは、あごすけの他にリクガメのりくちゃんも食べてくれるため、大量に買い溜めています(笑)
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3.人間の存在に慣れてもらうことが最初の一歩!
フトアゴヒゲトカゲにとって、自分より大きい私たち人間は最初はとても怖い存在です。
そのため、私たちの存在に慣れてもらうことがとても大事です。
エサの補充やケージの掃除をしている私たちの姿をフトアゴヒゲトカゲに見せることで、人間が怖い存在ではないことを少しづつ教えることができます。
この方法は一見地味に思えますが、慎重な性格の個体から大胆な性格の個体まで、あらゆる性格の個体に対して距離を縮めるのに非常に効果的な方法です。
距離を縮めるのに困ったら、とりあえず人間の姿を見せることからスタートしてみましょう!
まとめ

今回はフトアゴヒゲトカゲな懐く生き物なのか、そして馴れてもらうためには何が必要なのかについてお話ししました。
フトアゴヒゲトカゲは確かに懐くことはありませんが、愛情を注げば注ぐほどに私たちに馴れてくれる、とても頭のいい生き物でもあります。
皆さんもフトアゴヒゲトカゲを飼育する際には
1.ストレスを与えない
2.手の存在に慣れてもらう
3.人間の存在に慣れてもらう
これらのポイントに気を付けながら、慎重に距離を縮めていきましょう!
皆さんもよきフトアゴライフを送ってください。
それでは、また!
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