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フクロモモンガを飼う前に必読!経験者が教える後悔しないための8つのポイント

小動物

こんにちは、そーちゃんです。

最近、SNSなどで大人気を博しているフクロモモンガ。

あの可愛い見た目や仕草に魅了され、

『フクロモモンガをお迎えしてみたい!』

という方もきっと増えてきているのではないでしょうか。

しかし、フクロモモンガは決して飼育が簡単なわけではなく、お迎え前後や飼育に関して、様々な注意点を知っておかないと、

『こんなはずじゃなかった…』

という事態になりかねません。

ということで今回は、『フクロモモンガをお迎えする際に知っておきたい注意点』に焦点を当てて、初心者の方にもわかりやすく解説していきたいと思います。

この記事は、初心者の方に見てもらいたいのはもちろん、フクロモモンガを飼育してしばらく経つという方にも、”おさらいの意味も込めて”、是非読んでいただきたい内容にしてみました。

フクロモモンガに少しでも興味がある方は、是非最後まで読んでみてくださいね!

フクロモモンガってどんな生き物?

フクロモモンガについて色々とお伝えする前に、まずは簡単な基本情報をおさらいしていきましょう。

項目内容
学名Petaurus breviceps
分布オーストラリア、ニューギニア、インドネシアなど
体長約15〜20cm(尾を含めるとさらに長い)
体重約100〜150g
寿命8〜12年(飼育下)
性質夜行性、群れで生活、よく鳴く
食性雑食(果物、昆虫、樹液など)

フクロモモンガは主にオーストラリアなどに生息している、小型の哺乳類です。

飼育下では10年以上も生きるという寿命の長さ、その可愛らしい見た目から、フクロモモンガはペットとして高い人気を得ています。

また、フクロモモンガは野生下では群れで生活する習性があり、本能的に”社会性”が備わっているため、飼い主を仲間と認識して懐いてくれることも人気の理由です。

我が家のフクロモモンガもベタ慣れに近い状態なのですが、あんなに可愛い見た目で手の中で眠ってしまったり、膝の上でおやつを食べてくれる姿を見るのは、本当に眼福の一言に尽きます(笑)

フクロモモンガをお迎えする前に知っておきたいこと8選

それでは、早速『フクロモモンガをお迎えする前に知っておきたいこと』についてお話ししていきます。

私自身、一年前にフクロモモンガをお迎えしたのですが

『え、フクロモモンガの飼育ってこんな感じなの?』

と驚いたことが結構ありました。

そこで、今回は”私の実体験”も交えながら、皆さんがフクロモモンガをお迎えした後に後悔しないよう、お迎えする前に知っておきたいことを”8つ”に絞って、初心者の方にも分かりやすくお話ししていきたいと思います。

1.寿命は10年以上!長期的な責任が必要

フクロモモンガの平均寿命は 10〜12年

この寿命の長さは犬や猫と同じくらい、もしくはそれ以上に生きることもあるほどです。

そのため、フクロモモンガを一時的なブームや衝動的なお迎えで飼育し始めて、数年後に「世話が大変」「環境が変わった」と手放す人が後を絶ちません…

私自身、フクロモモンガをお迎えする前は『2.3年でお別れなのかな…』という勘違いをしていたりと、意外にも彼らの寿命の長さは世間に知られていないんです。

寿命の比較表

動物平均寿命
ハムスター2〜3年
モルモット5〜7年
フクロモモンガ10〜12年
10〜15年
12〜16年

フクロモモンガをお迎えする前に、自分の人生のタイムラインと照らし合わせて、

『お迎えしてから、最期を迎えるまで”愛情も持って”一緒に暮らせるか』

をよく考え、それでもお迎えする覚悟を持った方のみが、フクロモモンガをお迎えするべきかなと思います。

フクロモモンガに限らず、ペットとして販売されている生き物たちは”飼い主を選べない”ため、お迎えした以上は私たち自身が責任を持って、最後まで愛情を絶やさずに飼育すべきです。

『フクロモモンガの寿命の長さを初めて知った』という方は、この記事の内容を踏まえて、もう一度フクロモモンガのお迎えについて、よく考えてみてもいいかもしれませんね。

2.夜行性なので生活リズムに注意

フクロモモンガは完全な夜行性の生き物です。

そのため、昼間の時間はほとんど眠って過ごし、夜になるにつれて活発に動き回るようになります。

また、フクロモモンガの鳴き声は大きくて甲高く、夜中に「キュイキュイ」「ワンワン」と鳴くこともあります。

そのため、飼育する人によっては『フクロモモンガの鳴き声はちょっと…』という方もいるかもしれません。

こんな人におすすめできない

  • 夜はぐっすり眠りたい
  • 静かなペットを求めている
  • 朝型の生活スタイル

私もフクロモモンガを飼育しているのですが、夜中に寝ているとき、突然『ワンワン』という大きな鳴き声で起こされて、30分くらい撫でてなだめたりするなど、結構睡眠時間を削られたりもします。

そんな生活になったとしても

『フクロモモンガを心から愛して飼育できる!』

という方のみ、フクロモモンガの飼育を検討してみてもいいのかなと思います。

3.強い社会性!1匹飼いはストレスになることも…

フクロモモンガは、野生下では群れで生活する”社会性の高い”生き物。

そのため、フクロモモンガを1匹だけで飼育すると、場合によっては強いストレスを感じ、うつ状態になったり、毛をかじる自傷行為をする場合があります。

ただ、もちろん1匹飼いが”悪”というわけではなく、飼い主が毎日関わる時間を作ってあげたり、こまめにおやつタイムなどの時間を共有することで、フクロモモンガが1匹でもストレスを感じないような生活にすることも可能です。

飼育スタイルの比較

飼い方メリットデメリット
1匹飼い飼い主に懐きやすい孤独でストレス大、寿命が縮む可能性
複数飼い社会性を保ち安心するケージ・エサ代・医療費が倍以上かかる

正直、フクロモモンガの飼育は”複数飼い”がオススメではあります。

特に、忙しくてフクロモモンガと関わる時間があまり確保できない人は、絶対に複数飼いを選択するべきでしょう。

しかし、複数飼いの場合は『単純にかかるお金が2倍になる』『愛情を注ぐ対象が2倍以上になる』といった大変な側面もあります。

私は、フクロモモンガの1匹飼いをしているのですが、毎日1時間以上は遊んであげたり、部屋の中でPCを使って作業するときは、フクロモモンガと蚊帳の中で時間を共有したりと、なるべくストレスを感じないような環境を整えるように意識をしています

もちろん、私の場合はその生活が苦ではなく、むしろ幸せを感じているくらいなのですが

『そんなに関わる時間を作れない…』

という方は、フクロモモンガのためを思って、必ず”複数飼い”をするようにしましょう。

4.専用フードと栄養管理が難しい

フクロモモンガは雑食ですが、自然界では樹液・花の蜜・昆虫などを食べている生き物です。

そのため、飼育下では専用フードをメインに与え、その他に果物、昆虫、カルシウム剤などを、バランスよく組み合わせて与える必要があります。

必要な食事例

  • フクロモモンガ専用フード(ペレット)
  • 果物(リンゴ・バナナ・ぶどうなど)※与えすぎ注意
  • 昆虫(ミルワーム・コオロギ)
  • サプリメント(カルシウム・ビタミンD3)

フクロモモンガを飼育する際は、基本的に”ペレット”と呼ばれる人工フードを与えてればOKなのですが、コミュニケーションをとる時に使用するおやつを与え過ぎてしまったり、人工フードの栄養バランスが偏ってしまっていたりすると、肥満や病気の原因となってしまいます。

特に、カルシウムやタンパク質は不足しがちなため、たまに昆虫を与えたり、サプリメントなどで、栄養の補助をしなけれななりません。

私の場合は、こちらのサプリメントを定期的に与えることで、栄養バランスの補助を行なっています。

また、我が家では”ペレット”はこちらを使用しているのですが、食いつきも栄養バランスも良いため、大変重宝していてオススメです!

5.フクロモモンガには”独特の臭い”がある

フクロモモンガは、社会性が強い生き物のため、縄張りを示すために臭腺から、独特な臭いの分泌物を出します。

一般的には、オスの方が臭いが強く、その臭いは去勢してもなかなか消えません。

  • ケージやポーチの掃除を怠ると、部屋全体に臭いが広がる
  • 家族や同居人が臭いに敏感だとトラブルになりやすい

フクロモモンガが匂いの強い生き物だということは、あまり知られていないのですが、知らない状態で飼育を始めてしまうと、『その独特な臭いが苦手で手放してしまう』ということもあり得るでしょう。

臭いのイメージとしては、『ツンと鼻をつくようなナッツのような甘い発酵臭』がすることが多く、ストレスを感じたり、ケージ内の掃除を怠ってしまうと、部屋中がその臭いに包まれてしまいます。

私自身、お迎えして数日の間は小さな虫かごのようなケージで、フクロモモンガを飼育していたのですが、小さいケージによるストレスから、部屋中に”体調が悪くなるくらいの発酵臭”が立ち込めてしまい、同居人に怒られてしまうなんてこともあったくらい…

その後、フクロモモンガを大きなケージに移したことで、強い臭いを発することは無くなったのですが、それでもちょっぴり匂いがするのは事実です(笑)

なんにせよ、フクロモモンガを飼育する際には、『常に匂い問題がついてまわる』ということを肝に銘じるようにしてくださいね。

6.病院選びが大変!エキゾチックアニマル専門が必要

フクロモモンガは犬猫ほど一般的なペットではないため、診察できる獣医師が限られています。

そのため、体調不良の際に『どこで診てもらえるのか分からない』という状況は非常に危険です。

飼う前に確認すること

  • 近所にエキゾチックアニマル対応の病院があるか
  • 夜間や休日に診てもらえる病院はどこか
  • 治療費の相場(犬猫より高額なケースが多い)

フクロモモンガを飼育する際には、まず『何かあったときに診てくれる病院がどこにあるか』を必ず確認するようにしましょう。

また、フクロモモンガはメジャーなペットではないため、治療費が高かったり、診てくれる獣医さんの勤務日以外は受け入れてくれない、なんてこともあります。

そのため、お迎えする前に『体調不良を診てくれる病院と診察日・急患で行ける病院と、通院のための所要時間』をリストアップしておくようにしてください。

何かあってからでは遅いので、後悔しないように準備は万全に整えておきましょう。

7.お世話にかかる費用は想像以上

フクロモモンガは小さい体の持ち主とはいえ、飼育設備にかかる費用や維持費は、それなりにかかる生き物です。

初期費用の目安

項目費用目安
生体代3〜10万円
ケージ・用品3〜5万円以上
初期フード・サプリ5,000〜1万円以上

フクロモモンガは大体が5万円前後でお迎えすることができますが、その他に初期費用として『ケージやフード、おもちゃなどの費用』が合計で”7万円以上”は覚悟しなければなりません。

つまり、お迎え費用として”10万円以上”は用意しなければならないということ。

意外と初期費用が高いですよね…

ちなみに、私はこちらの飼育セットを購入して、フクロモモンガの飼育を始めたのですが、簡単に、且つ比較的安めに飼育設備が揃えられるため、都店もオススメです!

維持費(月額)

項目費用目安(月)
フード・おやつ3,000〜5,000円
床材・ペーパー1,000〜2,000円
光熱費(保温など)2,000〜4,000円
医療費積立3,000〜5,000円

また、フクロモモンガの飼育には当然”維持費”も必要で、全部合わせて月に”1万円程度”は確保しておくべきでしょう。

特に、医療費は急に用意することは難しいため、万が一に備えて”毎月数千円ずつ積み立てておく”ことをオススメします。

フクロモモンガの飼育って実は結構お金がかかることを、初めて知ったという方は、まずは『自分の生活費の余剰金で飼育が可能か』ということをもう一度考えて、飼育を検討してみてくださいね。

8.人に懐くには時間がかかる

よく、SNSなどでフクロモモンガの『肩に乗って遊ぶ姿』などの”ベタ慣れな様子”を見て、お迎えに憧れる方も多いですが、実際はすぐに懐いてくれるわけではありません。

  • 初めは警戒して噛みつくこともある
  • 信頼関係を築くには数か月〜1年以上かかる
  • 「懐かないまま一生終わる」個体もいる

私自身、フクロモモンガと仲良くなるために、毎日関わる時間を設けたり、おやつを根気強く手から与えたりと、結構な努力を重ねた結果、現在のようなベタ慣れ状態を実現することができました。

最初の半年間は、フクロモモンガに何度も噛まれてしまったり、鳴き声を発しながら威嚇されたりと、苦労する時間も多かったです。

そんな中で、めげずに辛抱強く関わり続けることが、フクロモモンガと仲良くなる上で大事なのかなと思います。

まとめ

フクロモモンガは魅力的でユニークなペットですが、以下のような特徴を理解せずにお迎えすると、『こんなはずではなかった…』という後悔につながってしまいます。

後悔しないために知っておくべきこと8選

  1. 寿命は10年以上と長い
  2. 夜行性で夜に活動・鳴く
  3. 強い社会性があり1匹飼いは不向き
  4. 食事管理が難しい
  5. 独特の臭いがある
  6. 専門病院が必要
  7. 飼育費用がかかる
  8. 懐くまでに根気が必要

それでも「一生を共にする覚悟」と「十分な準備」ができれば、フクロモモンガはあなたにとってかけがえのない存在になってくれること間違いなしです。

このブログでは、他にもフクロモモンガについての記事を投稿しているため、気になる方はぜひチェックしてみてください!

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