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【初心者向け完全版】フクロモモンガの飼育費用シミュレーション|初期費用から維持費まで

小動物

こんにちは、そーちゃんです。

最近、ペットとして人気が高まっているフクロモモンガ。

フクロモモンガは夜行性で人懐っこく、可愛らしい見た目が大変魅力的な生き物ですが、実際に飼育を始めるには『いくらぐらいかかるのか?』というリアルな疑問を持つ方も多いはずです。

本記事では、実際にフクロモモンガを飼育している私が実体験を元に、飼育を始める際の『初期費用・年間維持費・想定外の出費』までを、初心者の方にも分かりやすいように詳しく解説し、実際にフクロモモンガをお迎えする前に知っておくべき”お金のリアル”をお伝えしていきます。

この記事を読めば、フクロモモンガをお迎えする際の大体の費用がわかるため、見通しが立てやすくなりますよ!

記事内には飼育設備のリンクも貼ってあるので、よければ参考にしてみてくださいね。

1. フクロモモンガをお迎えする際の初期費用はいくら?

フクロモモンガをお迎えするためには、まず『生体代』『飼育環境を整えるための用品代』が初期費用として必要になります。

とりあえず、初期費用一覧を以下の表にまとめてみたので、一緒に見ていきましょう。

項目費用目安
生体(フクロモモンガ本体)20,000〜100,000円
ケージ10,000〜40,000円
床材(ペットシーツ・ウッドチップ等)1,000〜4,000円
シェルター・寝床(ポーチなど)2,000〜5,000円
エサ入れ1,000〜3,000円
温度管理用品(小動物用ヒーター)3,000〜5,000円
遊具・止まり木2,000〜5,000円
初期のエサ・おやつ2,000〜5,000円
合計50,000〜180,000円程度

生体代(フクロモモンガ本体のお値段)

フクロモモンガの生体代は大体”20,000〜100,000円程度”と幅広く、その価格はモルフ(色や模様の種類)とフクロモモンガの年齢によって変動します。

フクロモモンガの高価なモルフとしては、『クリミノ』『アルビノ』『プラチナ』などが挙げられ、いずれも人気が非常に高く美しいのが特徴!

また、フクロモモンガの価格帯を大きく左右する観点として『年齢』が挙げられるのですが、基本的には『生まれたてに近ければ近いほど値段は高く、年齢を重ねている個体ほど安く取引される』という傾向にあります。

一般的には、生まれてから間もないフクロモモンガはノーマルなモルフだとしても、”35,000円程度〜”の取引になることが多く、逆に生後1年以上が経過した個体だと”20,000円前後”からの取引になることが多いです。

これはフクロモモンガ特有の、生後間もないほど”人慣れしやすく”、”見た目の人気も高い”一方で、生後から時間が経つほど”慣れるのに時間がかかり”、”あどけない見た目が失われる”ことが、大きな要因となっています。

私自身、フクロモモンガをお迎えする際、とにかく慣れやすい個体を選びたかったため、生後2ヶ月ほどのベビーをお迎えし、実際に幼い時からたくさん私と関わらせたこともあって、今やベタ慣れ状態になっていることを考えると、ベビー人気が高いのも納得です。

まあ、”フクロモモンガは何があっても可愛い”という事実は変わらないので、好みの個体を選んでみてくださいね!

ケージは高さのある”金網ケージ”がオススメ!

フクロモモンガは野生下では木々の間を移動して生活しているため、ケージも高さのある広いものを用意する必要があります

また、そのようなフクロモモンガ専用のケージは一般的に”10,000〜40,000円程”で購入が可能です。

フクロモモンガ専用ケージには大きく、『アクリルケージ』『金網ケージ』の2種類があるのですが、個人的には後者の『金網ケージ』がオススメ!

理由としては、金網ケージはツルツルしたアクリルケージに比べて、フクロモモンガの足が引っかかりやすいため、ケージ内を自由に移動しやすかったり、温度管理がしやすいことが挙げられます。

もちろん、アクリルケージにも『掃除が容易』『観察しやすい』などのメリットはあるものの、フクロモモンガがストレスなく生活できる飼育環境を整えるためには、『金網ケージ』を選ぶのが無難でしょう。

床材は衛生面に優れた”ペットシーツ”がオススメ!

フクロモモンガを飼育する際の床材には、様々な種類が候補として挙がりますが、いろんな理由を加味したとしても、個人的には『ペットシーツ一択』だと思っています。

理由としては、『交換がしやすく掃除が楽ちん』『毎日取り替えても値が張らない』『防臭・抗菌作用がある』など、”床材として求められる機能を全て兼ね備えている”と言っていいほど、ペットシーツは非常に優秀です。

『安くて衛生面バッチリ』というペットシーツを使わない手はありませんよね(笑)

フクロモモンガに寝床(ポーチ)は必須アイテム!

フクロモモンガは巣で生活する習性があることから、飼育下でも”巣の代わり”となる寝床やポーチをケージ内に設置する必要があります

もし、ケージ内に寝床やポーチを設置しないと、フクロモモンガが安心して過ごせる場所がなくなり、大きなストレスがかかり、最悪の場合はストレス過多で死に至ってしまうことも…

そんなことになってしまわぬよう、フクロモモンガのケージには必ず”寝床やポーチ”を用意しましょう。

我が家では、吊り下げ型のポーチを設置しているのですが、このタイプだと”樹上性”であるフクロモモンガが本能的に安心できるため、大変オススメです!

エサ入れは”安定性が高い”容器を選ぼう!

フクロモモンガに限らず、生き物を飼育する際のエサ入れは”安定感のある容器”を選ぶようにしましょう。

安定感に欠ける容器を選んでしまうと、ケージ内にエサが飛び散ってしまい、不衛生な飼育環境の要因となってしまいます。

フクロモモンガのエサ入れは、ケージの側面にガッチリ固定できるものがオススメで、下に置くタイプの容器だと、高確率でひっくり返されてしまうので要注意です。

我が家では、こんな感じの容器を使用しているので、良かったら参考にしてみてください!

冬場の温度管理には”小動物用ヒーター”がオススメ!

フクロモモンガと共に冬を越すには、”小動物用ヒーター”を用意しておくと非常に便利です。

小動物用ヒーターは”3,000〜8,000円程”で購入することが可能で、ケージ内に一つ設置しておくだけで、フクロモモンガが快適に冬を越すことができます。

ちなみに我が家では、下で紹介している、サーモスタット付きの小動物用ヒーターをケージ内に設置しつつ、常に暖房をつけて室内を26℃に保つことで、フクロモモンガが寒さを感じない”最強の環境”を作っていますよ(笑)

ケージには”止まり木・遊具”を必ず設置しよう!

フクロモモンガは樹上性の生き物のため、ケージ内に複数個の止まり木を用意することで、野生下に近い環境を作り、運動不足やストレスを解消することができます。

また、遊具やおもちゃを設置することで、頭の良いフクロモモンガの特徴を活かし、ストレスを感じないような飼育環境作りが可能です。

止まり木や遊具は、いずれも”各2,000〜5,000円程度”で購入が可能なため、出費を惜しまずにフクロモモンガにとって快適で飽きない飼育環境作りを心がけましょう。

我が家で使用している止まり木は、こちらの『爪研ぎ機能付きのスティック』で、フクロモモンガの”伸びやすい爪”をケアしつつ、野生下に近い環境を作れるので一石二鳥!

さらに我が家では、こちらのフクロモモンガ専用のおもちゃセットをケージに設置しているのですが、毎晩活発に遊んでくれていますよ!

フクロモモンガ専用フードとおやつは種類が豊富!

フクロモモンガの主食となるのは『フクロモモンガ専用フード』と呼ばれるもので、ざっと”数十種類以上”がペットショップや通販にて販売されています。

『フクロモモンガ専用フード』には、フクロモモンガに必要な栄養素がバランスよく含まれているため、主食はこれに任せてOK!

我が家では、専用フードをいくつか試した上でこちらをフクロモモンガに与えているのですが、食いつきも良くて、栄養バランスもバッチリなため、大変オススメですよ!

また、フクロモモンガと仲良くなるためには”おやつ”の存在も必須!

特に、フィッシュスティック・ミルク・マシュマロなどは”ほとんどのフクロモモンガが大好物”の嗜好性が高いおやつなので、一度購入して試してみる価値ありです!

フクロモモンガの維持費は結構お高め…

フクロモモンガをお迎えする際、初期費用はなんとか調達できたとしても、飼育を続ける上では毎月のエサ代や消耗品代がかかります。

ここでは、フクロモモンガの月間、及び年間の維持費用を確認しましょう。

項目月額費用目安年間費用目安
主食フード(専用ペレット・昆虫食)2,000〜4,000円24,000〜48,000円
野菜・果物・おやつ1,000〜3,000円12,000〜36,000円
床材(ペットシーツ・チップ)1,000〜2,000円12,000〜24,000円
光熱費(ヒーター・ライト分)1,000〜3,000円12,000〜36,000円
動物病院(健康診断・予防・不調時)年1〜2回:5,000〜20,000円5,000〜20,000円
合計6,000〜15,000円程度60,000〜150,000円程度

フクロモモンガの維持費は意外にも結構な金額が必要となり、且つ上の表に挙げたどの項目も必要不可欠なものとなっています。

特に、注目したいのが動物病院の費用で、健康診断や体調不良時の診察費用は一回につき”5,000〜20,000円程度”はかかるため、急に用意するのは難しい…

そのため、病院費用として、月々に”2,000〜5,000円程度”は積み立てておくのがオススメです。

その他にも、エサ代や消耗費、光熱費代などを合わせると、年に”60,000〜150,000円程”は必要になってくるため、”軽い気持ち”でフクロモモンガのお迎えを決めず、生活費や行楽費と相談しながら、じっくり考えてみてくださいね!

フクロモモンガの飼育には”想定外”の出費も…

フクロモモンガの飼育では、思わぬ出費が発生することもあります。

  • 病気・ケガによる医療費:数千円〜数万円。入院や手術となればさらに高額。
  • 器具の買い替え:ケージやヒーターは数年で交換が必要。
  • 多頭飼育を始めた場合:エサ代やケージ代が倍増。

この中で特に注意したいのが『病気・ケガによる医療費』という項目で、診察と処方だけでも数千円ほどはかかり、入院や手術までいってしまうと数万円以上かかってしまいます。

また、フクロモモンガは”犬や猫”と違って、診てくれる動物病院がかなり限られているため、お迎えする前に『診てくれる病院が周辺にあるか』を必ず確認しておきましょう。

さらに、ケージやヒーターなどを初めとした必須設備の交換費用や、多頭飼育を始めた場合の追加費用を考えると、とにかく万全な準備と金銭面の余裕を持つことが、どれだけ重要かがわかるかと思います。

フクロモモンガの寿命と気になる”トータルコスト”の目安は?

では最後に『フクロモモンガの寿命からわかる”トータルコスト”がどれだけかかるか』についてお話ししていきます。

初めにお伝えすると、フクロモモンガの平均寿命はおよそ”7〜10年以上”であるため、少なくとも10年以上一緒に暮らすことを考えなければなりません

そして、フクロモモンガが生きている間のトータルコストを試算すると次のようになります。

  • 初期費用:5〜18万円
  • 年間維持費:6,5〜16万円
  • 平均寿命(10年と仮定):65〜160万円

合計:約70〜178万円

もちろん、お迎えするフクロモモンガのモルフや年齢、飼育設備にどれだけ力を入れるか、によって必要になる金額は変わりますが、おおよそ”100万円前後”は見積もっておくべきでしょう。

そこに、”想定外の出費”までかかることを考えると、フクロモモンガの飼育は生半可な覚悟では始められないことがわかるかと思います。

私自身、フクロモモンガを含めて10匹以上の生き物たちと暮らしていますが、彼らにかかる出費と貯金だけで給料の大半が飛んでいっているのが現状です。

それでも私は、フクロモモンガも他の生き物たちが大好きなので、出費がどれだけかかったとしても”幸せでいっぱい”なのでOKですが…(笑)

何にせよ、フクロモモンガを飼育するにはかなりの金額が必要となるため、ある程度の覚悟と金銭的余裕を持った人が、お迎えを検討してほしいと思います。

まとめ

今回は『フクロモモンガを飼育する上での費用』について、お話しさせていただきました。

正直、『こんなにかかると思わなかった…』という方も結構多いのではないでしょうか。

しかし、フクロモモンガは”唯一無二の可愛さ”と”天性の人懐っこさ”を持った、最高のペット候補です。

この記事がきっかけで『さらにフクロモモンガについて興味を持てた!』という人が増えることを祈って、ここらで終わりにしようと思います。

このサイトでは、フクロモモンガを始めとする生き物たちの飼育方法や気になる情報を、たくさん紹介しているので、良かったら他の記事も見ていってください!

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