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【体験談あり】初心者のためのツノガエル飼育入門|魅力・必要な設備・注意点まとめ

両生類

こんにちは、そーちゃんです。

皆さんは、最近”ガチャガチャ”などで子供から大人まで、幅広い層から人気を集めている”とあるカエル”をご存知でしょうか。

そのカエルとは、独特のずんぐりむっくりしたビジュアルと、芸術的なデザインが特徴の『ツノガエル』という生き物!

ツノガエルは、そのユニークな見た目とユーモラスな性格から、日本でも高いペット人気を誇るカエルです。

そんなツノガエルは、意外に飼いやすい点が魅力で、初心者でも飼育に挑戦しやすい両生類の一つとされています。

しかし、『初心者でも飼いやすい』とは言え、ツノガエルの飼育には注意すべきポイントが結構たくさんあるんですよね。

特に、ツノガエルを飼育する上で、温度や湿度の管理・エサの与え方・病気のリスクなどを正しく理解しておかないと、思わぬトラブルに発展することも少なくありません。

ということで今回は、初心者がツノガエルを安心して飼育できるように、基礎知識から具体的な飼育方法、注意点までを徹底解説していきます。

これからツノガエルを迎えようと考えている方に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

1. ツノガエルとは?基本情報をおさえよう

まずはツノガエルの基本的な特徴を確認しましょう。

項目内容
学名Ceratophrys属
通称パックマンフロッグ(Pacman Frog)
原産地南米(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイなど)
大きさ体長10〜15cm(メスはオスより大きい)
寿命5〜10年(適切な飼育で)
性格おとなしいが食欲旺盛、動きは少なめ
食性肉食性(昆虫、魚、小型哺乳類などを捕食)

ツノガエルは、主に南米を生息地とする中型のカエルです。

成体になると、体長10〜15cmほどに達することから、普段アマガエルなどに見慣れている私たち日本人にとっては、ツノガエルのサイズはかなり大きく感じるかもしれません。

ツノガエルの最大の特徴は何といっても、大きな口とずんぐりした体型

その丸いシルエットはゲームキャラ『パックマン』に似ていることから、海外では『パックマンフロッグ』と呼ばれることもあるんです(笑)

また、ツノガエルの寿命は5〜10年ほどであること、動きが鈍くほとんどジャンプしないおとなしい性格のため、観賞用のペットとしても幅広い層から人気を集めています。

ツノガエルは基本的に”肉食”で、野生下では『昆虫・魚・小型の哺乳類』を主な捕食対象としていますが、飼育下では専用フードだけで育てることができるのも魅力の一つです。

また、ツノガエルにはいくつか種類があるのですが、それか以下の通り!

種類特徴飼育難易度
クランウェルツノガエル最も一般的な種。緑や茶色の模様が多い。丈夫で飼いやすく流通量も多い。★☆☆(初心者向け)
アルゼンチンツノガエル黄色やオレンジが鮮やかで観賞価値が高い。やや大きく成長する。★★☆(初心者〜中級者)
ブラジルツノガエル体が大きく迫力がある。気性が荒めで動きもやや活発。★★★(中級者向け)
アマゾンツノガエルレア種。鮮やかな緑や模様が特徴で、観賞性が高い。★★★(中級者向け)

一般的に多く流通しており、高い人気を得ているのは一番上の『クランウェルツノガエル』という種類!

他のツノガエルもめちゃくちゃ可愛いのですが、『クランウェルツノガエル』はとにかく飼育難易度が低いのが魅力なんですよね。

我が家でも、クランウェルツノガエルを飼育していますが、エサ食いもよくて順調に育ってくれています。

ただ、他のツノガエルも非常に魅力的なのは間違いなく、今後このサイトでも『ツノガエルの種類と解説』という記事を出す予定なので、気になる方は是非チェックしてみてください!

ツノガエルの魅力って何?

先ほど、ツノガエルは幅広い層から人気だとお伝えしましたが、具体的に彼らの魅力とは一体何なのでしょうか。

そこで、ツノガエルの魅力を4つに絞って皆さんにもわかりやすくお伝えしていきます。

1.ツノガエルは見た目のインパクト大!

ツノガエルの最大の魅力は何といっても、その”唯一無二のビジュアル”でしょう。

ずんぐりむっくりした丸い身体に、カラフルで芸術的な模様、そして大きすぎる口!

正直、ツノガエルの見た目の話をし始めると止まらなくなってしまうので、ここでは割愛しますが、あんなに個性的な見た目を持ったカエルを僕は知りません(笑)

我が家にも、ツノガエルがいるのですが、観察していても全く動かないのに、まるで『一つの芸術作品を見ているかのような気分』になるんですよね。

皆さんも、爬虫類ショップやフェスなどでツノガエルを見かけた際には、是非よく観察してみてください。

気づけば、あなたもツノガエルの虜になってしまいこと間違いなしですよ!

2.ツノガエルの飼育環境は”シンプル”でOK!

ツノガエルの魅力を語るのであれば『飼育環境がシンプルでOK』という点も外せないでしょう。

通常、爬虫類や両生類などを飼育する場合、大型のケージやライトなど、かなり大掛かりな設備が必要になることが多く、場所も費用も結構かかるんですよね…

しかし、ツノガエルを飼育する設備は本当に”シンプル”そのもの!

ケージはカブトムシを飼育するくらいのサイズでOKで、ライトなどの大掛かりな設備も一切必要ないんです!

詳しい飼育設備については、この後詳しく解説するので是非最後まで読んでみてくださいね。

何にせよ、簡単な設備で気楽に飼育を始めることができるというのは、ツノガエルの大きな魅力です。

3.エサやりが楽しく、拒食になる心配もほぼなし!

ツノガエルは、”とにかく食欲旺盛”な生き物のため、基本的にエサやりで困る心配がありません。

通常、爬虫類や両生類を飼育していると

『エサを食べなくなって心配…』

という悩みを持つことが多いのですが、ツノガエルは食欲が旺盛すぎて、そんな悩みを持つことはほとんどないのが大きな魅力!

むしろ、エサやりの際にはすごい勢いで食いついてきてくれるため、飼い主側も楽しんで飼育することができるんですよね。

ただし、めちゃくちゃ食べるし、エサやりが楽しいからといって、エサを与えすぎてしまうと体調不良の原因となってしまうので注意が必要です。

我が家のツノガエルも食欲旺盛で、エサやりがめちゃくちゃ楽しいので、一週間に一度の給餌タイミングが毎回待ち遠しい…(笑)

4.ツノガエルの寿命は結構長い!

ツノガエルが生き物を飼育している人から根強い人気を持っている理由の一つとして、『寿命の長さ』が挙げられます。

なんとツノガエルの寿命は”5〜10年ほど”と、あのサイズの生き物にしてはかなり長寿な生き物なんです。

寿命の長さが”5〜10年ほど”というと想像がつきにくいかもしれませんが、『オリンピックが2回開催されるくらい』と考えれば、その長さが実感できるのではないでしょうか。

この寿命の長さであれば、

『生き物は飼育してみたいけど、数年でお別れになってしまうのが辛いからちょっと…』

という人でも、飼育を前向きに検討することができますよね!

では、ツノガエルの具体的な飼育設備は一体何が必要なのでしょうか。

ツノガエルの飼育に必要なものって何?

それでは、ツノガエルの飼育に必要なものについて解説していきます。

ツノガエルの飼育では、以下のような設備が必要です。

必要な用品役割・ポイント
飼育ケースプラケースやガラス水槽(横幅30〜45cm程度でOK)
床材なし!or 水ゴケ、ヤシガラマットなど
ヒーターパネルヒーターで底面加温、冬は温度管理に必須
温湿度計25〜28℃、湿度70〜80%を保つために必要

飼育ケースは30cm×30cmあれば十分!

ツノガエルは、MAXでも”30cm×30cm”くらいの飼育ケージを用意できれば、最後まで飼育し続けることが可能です。

”30cm×30cm”クラスのケージというと、よく子どもたちがカブトムシなんかを飼っているような、少しちゃんとした飼育ケースを想像してもらえればわかりやすいかもしれません。

よく爬虫類や両生類の飼育ケージというと、かなり大型のものを想像する人も多いかもしれませんが、ツノガエルの場合はそんな心配は無用です。

ここまで省スペースで飼育できる生き物もなかなか珍しいのではないでしょうか。

床材には保湿性能の高いものを選ぼう!

ツノガエルの床材には、基本的には”保湿性能の高いもの”を選ぶようにしましょう。

ちなみに、ツノガエルを飼育する際のケージ内レイアウトは人によって様々で、ケースに水を浅くひいて完結する人もいれば、ガチガチにアクアリウムを作る人もいます。

個人的には、ツノガエルはよく床材を誤飲してしまうという話を聞くので、ケージ内レイアウトをこだわらないのであれば、ケージに床材を置かずに水をひくだけ、というのも十分アリなのかなと思いますよ!

もし、床材を敷きたいのであれば、このような水苔やヤシガラマットを用意するのがオススメです!

ヒーターは用意しておくと大変便利!

ツノガエルを始めとする両生類や爬虫類たちは『変温動物』というグループに属しており、彼らは『周りの温度に合わせて自分の体温を変化させる』という特徴を持っています。

そのため、周りの温度が低下すると、変温動物たちの体温も下がってしまい、彼らの体内活動や代謝が落ちてしまう原因になってしまうんです。

体内活動や代謝が落ちてしまうと、体調不良を起こしたり、最悪の場合死に至る危険性があるため、変温動物を飼育する際には常に”一定の温度以上”を保ち続けなければなりません。

したがって、ツノガエルを飼育する際は適温である『25〜28℃』を必ず保ち続けるために、『爬虫類用ヒーター』の存在が必要になってくるわけです。

爬虫類用ヒーターにはいくつか種類があるのですが、ツノガエルを飼育する際は『パネルヒーター』がオススメします!

我が家ではこの『パネルヒーター』を使用しているのですが、ケージ全体をじんわりと暖めてくれるので、かなり重宝しています。

温湿度計は何を飼育するにせよ”必須設備”!

ツノガエルに限らず、どんな生き物を飼育するにしても『温湿度計』は”必ず”ケージ内に設置していく必要があります。

理由としては、爬虫類や両生類、小動物たちが体調を崩す大きな要因として、『温度・湿度管理が不十分である』ことが挙げられるからです。

特に、ツノガエルのような小型の生き物たちは、”温度や湿度”に体調が大きく左右されるため、必ず『温湿度計』を設置して、徹底した管理を行わなければなりません。

ちなみに、ツノガエルの適温は『25〜28℃』・適湿は『70〜80%』のため、高温多湿を意識しながらケージ内環境を整えていきましょう。

我が家では、このような『液晶パネルが大文字で見やすい温湿度計』を使用しています。

良かったら参考にしてみてください!

困ったら『ツノガエル専用飼育セット』も検討しよう!

『ツノガエルの飼育設備を色々揃えるのが難しい…』という方は、専用の飼育セットの購入を検討してみてもいいかもしれません。

こちらの『ツノガエル専用飼育セット』には、飼育に必要な用品が一通り入っている他、『こんなのもあればな…』という痒いところに手が届くものまで入っているんです。

正直、飼育設備を揃えるのに疲れてしまって、ツノガエルの飼育を断念してしまう人がいるのは勿体無いので、用品選びに困った方は是非こちらの飼育セットを購入してみてください!

ツノガエルのエサと給餌方法は?

続いて、ツノガエルのエサと給餌方法について解説していきます。

ツノガエルのエサやりでは、注意しなければならないことがいくつかあるので、是非最後まで読んでみてください!

ツノガエルのエサは『専用フード』一択!

ツノガエルは『昆虫・魚・小型の哺乳類など』を捕食対象とする肉食のため、飼育下でも同様のエサを与えて飼育することは可能です。

しかし、エサやりの度にこれらをバランスよく与えるのは、正直とても難しいんですよね…

そこで用意したいのが『ツノガエル専用フード』!

この専用フードには、ツノガエルが成長するのに必要な栄養素がバランスよく配合されており、さらには食いつきも抜群と、”これ一つで完結できる”といっても過言ではないくらい、有能なアイテムなんです。

我が家では、こちらの『ツノガエル専用フード』を使用していますが、毎回素晴らしい食いつきを見せてくれていますし、順調にスクスクと大きくなってくれています。

こちらのフードは、”2秒ほど水に浸すだけ”で簡単に与えられるようになるため、気軽なエサやりが可能なんです。

また、幼体のツノガエルに関しては、このエサを小さく切ってあげることで、サイズも調整できるので是非試してみてください!

ツノガエルのエサやり頻度は少なめを意識!

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  • 幼体(〜半年):2日に1回程度のエサやり
  • 成体(半年以降):週1〜2回のエサやり

ツノガエルはエサを与えると、本当にバクバクと食べてくれるため、ついつい楽しくなってしまうのですが、与えすぎには本当に要注意です!

エサを与えすぎて過度に太らせてしまうと、ツノガエルが糖尿病や生活習慣病にかかってしまうリスクがあり、非常に危険…

ツノガエルのエサやりペースは、幼体で2日に1度ほど・成体で週に1〜2回ほどとなっているため、過度に与えすぎず、”適量を適切なペースで”与えることを意識してください。

ちなみにツノガエルの”お腹いっぱい”のサインは『顔を下に向けること』なので、飼育を始めるのであれば是非とも覚えておきましょう。

ツノガエルの病気とトラブル対策はこれ!

最後に『ツノガエルを飼育していると起きやすい病気やトラブル』についてお話ししていきます。

起きやすい病気・トラブルや以下の通りです。

病気・症状原因対策
拒食温度・湿度不足、ストレス環境を整える、人工フードに切り替え
皮膚病(カビ)湿度過多、換気不足床材の清潔保持、適度な湿度管理
便秘エサのサイズが大きすぎる小さめのエサを与える
腹水症飼育環境の悪化早めに動物病院へ

先ほど『ツノガエルはエサやりに困らない!』とお伝えしましたが、もちろん例外として拒食になることもあります。

また、皮膚病や便秘、腹水症になってしまう個体も多く、そういった場合は一旦病院に連れていくのが一番安全な基本的対処です。

しかし、ツノガエルが起こす体調不良のほとんどは、その『飼育環境を一から見直すこと』によって体調改善を目指すことができます

もし、ツノガエルを飼育していて、体調不良や何らかのトラブルが起きてしまったときは、とりあえず病院に連れていくのと同時に、この記事を参考に飼育環境を見直すのがオススメです。

まとめ

ツノガエルは、ユニークな見た目と行動で多くの生き物好きを魅了しています。

彼らは初心者でも飼いやすい両生類ですが、温度・湿度の管理、適切な給餌、清潔な環境を守ることが長生きの秘訣です。

これからツノガエルをお迎えする方は、ぜひ今回の記事を参考にして、安心・快適な飼育ライフをスタートしてください。

このサイトでは、様々な生き物に関する記事を掲載しているので、是非チェックしてくださいね!

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