こんにちは、そーちゃんです。

フクロモモンガはその愛らしい外見と、飛び跳ねるように移動するユニークな特性で、近年ペットとしての人気が急上昇しています。
もしあなたが
「フクロモモンガと一緒に暮らしてみたい」
と考えているなら、飼育に必要な基本的な知識とケア方法を知っておくことが重要です。
この記事では、フクロモモンガが健康に、そしてお互いが幸せに暮らすためのポイントをご紹介します。
フクロモモンガとは?

フクロモモンガはオーストラリア原産の小型の有袋類で、夜に活動する夜行性の動物です。
また、フクロモモンガには群れで生活する習性があり、非常に社交的な性格の動物としても知られています。
さらに、飛ぶように移動する「グライディング」能力を持ち、多少の木々の間であれば滑空して移動することができます。
一般的には体長が15〜20cm、尾を含むと30cm前後となり、体重は100〜200gほどです。
寿命は、野生では7〜10年程度ですが、飼育下ではおおよそ10〜15年ほど生きると言われています。
フクロモモンガの飼育方法

では、具体的にフクロモモンガの飼育には何が必要なのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
ケージ
フクロモモンガは非常に活発で動き回るのが好きなので、広めのケージを用意することが大切です。
以下の点を考慮してケージを選びましょう。
- 高さ:フクロモモンガは樹上性の動物なので、縦に広いケージが適しています。少なくとも60cm以上の高さがあるケージを選びましょう。
- 安全性:ケージの網目は細かく、1cm未満が理想的です。脱走防止のために網目が大きいケージは避けましょう。
- 寝床:昼間は寝ていることが多いため、ケージ内にハンモックや隠れ家を提供すると安心です。
また、フクロモモンガのケージはアクリル素材と金網のものがメジャーですが、個人的には金網ケージをおすすめしています。
アクリルケージは視認性に優れているため、フクロモモンガがどのように過ごしているかを簡単に見ることが可能で、餌や排泄物がケージ外に散らかる不安がないため、飼い主としては掃除が楽ちんというメリットがあります。
アクリルケージのデメリットは通気性が悪いため、臭いがこもってしまう・夏場の温度管理が難しいなどがあげられ、さらに金網ケージに比べて価格が高めです。
一方、金網ケージは、餌や排泄物が散らかってしまう、通気性が良すぎて冬場の温度管理が難しい、などのデメリットはあるものの、通気性がよいことや金網に爪が引っかかるため、フクロモモンガが運動しやすいなどの大きなメリットがあります。
正直、フクロモモンガが健康に暮らせる環境作りが、より容易なのは金網ケージだと思います。
掃除や温度管理は私たちが日々頑張れば良いのです(笑)
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飼育環境の温湿度
フクロモモンガは温暖な環境を好み、極端な寒暖差には弱いため、以下の温度管理を心がけましょう。
- 室温:20〜25℃の室温が最適です。寒い季節にはヒーターを使って室温を安定させましょう。
- 湿度:湿度が高すぎても低すぎても健康に影響が出ることがあるため、湿度40〜60%を維持することが理想的です。
夏場はクーラーを使用して、温度管理を行うのが鉄板ですが、冬場は暖房を使用しなくても、小動物用のヒーターを使用することで温度管理を行うことができます。
空調を使うよりも圧倒的にコスパがいいので、是非チェックしてみてください。
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食事と栄養
フクロモモンガは雑食性で、果物や野菜、昆虫などを食べます。以下の食事を与えると良いでしょう。
- 果物:リンゴ、バナナ、ブルーベリー、マンゴーなどのフルーツを与えます。ただし、糖分が高すぎる果物は控えめに。
- 野菜:キャベツ、サツマイモ、ニンジン、ほうれん草などを与えます。
- 昆虫:ミルワームやコオロギなど、プロテイン源として昆虫を与えます。
- ペット用フード:専用のフクロモモンガ用フードも販売されているので、それをメインに与えても良いです。
食事のバランスを取ることが大切で、果物だけではなく、野菜やプロテイン源もバランスよく与えましょう。
しかし、飼育初心者が様々な食材を組み合わせて、バランスの良いご飯を作ることは難しいので、市販のフクロモモンガ用フードを積極的に活用しましょう。
専用のフードには様々な栄養素がバランス良く配合されているため、これさえ与えていれば基本的には問題なしです。
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社交性とコミュニケーション
フクロモモンガは非常に社交的な動物で、群れで生活しているため、人間とのコミュニケーションも重要です。飼い主との関わりが少ないとストレスを感じてしまうことがあります。
- 毎日のお世話:フクロモモンガは夜行性なので、夜に活動が始まります。可能であれば夕方以降の時間帯にお世話をしてスキンシップを取ると良いでしょう。
- 他のフクロモモンガと一緒に飼う:もし可能であれば、複数匹で飼うことを検討すると、彼ら同士のコミュニケーションも取れるため、ストレスの軽減にもつながります。
フクロモモンガとのコミュニケーションにはおやつを用いることが多く、与えることで警戒心を解いてくれることが期待できます。
代表的なおやつには、フィッシュスティック・マシュマロ・ミルクなどがあげられ、個体によって好みは様々です。
お気に入りのおやつ探しも楽しいので、是非色んなおやつを与えてみてください。
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運動と遊び
フクロモモンガは運動能力が高く、特に飛ぶ能力を活かして自由に動き回るのが大好きです。ケージ内でも十分に遊べる環境を作ってあげましょう。
- おもちゃや遊具:ケージ内には登れる枝やロープ、ハンモックなどを設置して、フクロモモンガが運動できるようにしましょう。
- 広い空間での遊び:毎日、自由に動き回れる時間を与えることが理想的です。部屋の中で安全に動き回れるように、危険なものを取り除いてあげましょう。
フクロモモンガのおもちゃはなかなか売っていることが少ないため、我が家では猫のおもちゃで代用しています。
また、部屋中を動き回らせることに抵抗のある方は、蚊帳を購入するのがおすすめです。
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健康管理

フクロモモンガは比較的丈夫な動物ですが、定期的な健康チェックは欠かせません。特に以下の症状に注意が必要です。
- 食欲不振:食べる量が減ったり、食べなくなったりした場合は病気のサインかもしれません。
- 目や鼻の異常:目や鼻から分泌物が出ている場合、感染症の可能性があります。
- 元気がない:普段よりも元気がない、動かない場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
これはペット飼育を考えている方、全員に言えることですが、飼育する前に万が一の事態に備えて、連れて行ける病院が近くにあるかを必ず確認しましょう。
まとめ

フクロモモンガは愛されるペットですが、その特性に合った環境とケアが求められる繊細な生き物です。
十分なスペースとバランスの取れた食事、適切な運動とコミュニケーションを提供することで、健康で幸せな生活を送ることができるでしょう。
あなたのフクロモモンガとの絆を深め、長い間一緒に過ごしてくださいね。
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