【完全保存版】フトアゴヒゲトカゲの魅力・飼育方法を初心者向けに分かりやすく解説!

フトアゴヒゲトカゲ

こんにちは、そーちゃんです。

この記事を読んでいる皆さんは、フトアゴヒゲトカゲに興味がある、もしくは大好きな、私の同志だと思います。

しかし、

フトアゴヒゲトカゲを飼いたいけど、何が必要なのか分からない…

そもそも、フトアゴヒゲトカゲってどんな生き物なの?

そんな疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

私自身、フトアゴヒゲトカゲをお迎えする際、ネットの情報やショップからのアドバイスを集めて、それらをまとめるのに、とても苦労した覚えがあります。

しかし、私のように一から情報を集めて、それをまとめて自分のものにするのは、正直とても大変です…

ということで今回は、フトアゴヒゲトカゲを飼育して1年が経過し、10匹以上の生き物と暮らしている私が、様々な経験や情報をもとに、フトアゴヒゲトカゲの魅力や飼い方について、じっくり解説していこうと思います。

この記事を読めば、フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な情報は、全て網羅することができますよ!

フトアゴヒゲトカゲってどんな生き物?

フトアゴヒゲトカゲの基本中の基本!

フトアゴヒゲトカゲは、オーストラリアの乾燥地帯に生息している、アガマ科に属するトカゲの一種です。

大きさは成体で40~60cmほどになり、爬虫類の中では中型の部類に入ります。

寿命は7~15年ほどと個体によってばらつきがありますが、一般的には飼育下では10年以上生きるといわれており、長く一緒にいられるペットとして大人気です。

フトアゴヒゲトカゲは雑食性だけど…

フトアゴヒゲトカゲは昆虫や野菜を主食とする、雑食性のトカゲではありますが、成長段階に応じて食べるものが変化していくことで知られています。

具体的には、幼体の時期は昆虫を主食にしているのに対し、成長するにつれて、主食における野菜の割合が増えていき、成体になると野菜をメインに食べるように変化!

飼育する際には、成長過程に応じてエサの種類を変えていかなければならないため、飼育難易度はやや高めです!

フトアゴヒゲトカゲの機嫌は、「喉元」を見て判断!

フトアゴヒゲトカゲの最大の特徴は、その名前の由来にもなっている「ひげ」のようなトゲトゲした喉元!

フトアゴヒゲトカゲが怒ったり興奮したときには、その喉元が黒くなったり膨らんだりするので、飼育している際には喉元をよく観察して、ご機嫌を伺いながらお世話をしていきましょう。

それ以外にも、ゴツゴツした恐竜のような見た目が、たまらなく最高ですよね!

フトアゴヒゲトカゲの魅力

フトアゴヒゲトカゲは初心者からベテランまで、幅広い層から人気を獲得していますが、その人気の理由は大きく3つあります。

フトアゴヒゲトカゲは「飼育しやすい恐竜」!?

フトアゴヒゲトカゲの大きな魅力として、「小さな恐竜」のような見た目が挙げられます。

トゲトゲした喉元はもちろんのこと、ゴツゴツした背中、ドタドタした走り方は、まるで恐竜のよう!

それでいて、体長は50cmほどと控えめなため、大型の爬虫類に比べて、非常飼いやすい!

体長が50cmほどといっても、尾の長さが20cmほどはあるため、下で紹介している、60cm×45cm以上のケージであれば、問題なく飼育できるので安心してください!

「小さな恐竜」と一緒に暮らしたい方には、是非オススメですよ。

フトアゴヒゲトカゲは人馴れしやすい爬虫類!

実は、フトアゴヒゲトカゲは数少ない「人馴れしやすい爬虫類」なんです!

フトアゴヒゲトカゲは温和な性格を持つ個体が多く、また頭も良いことから、他の爬虫類に比べて、人馴れする個体が多いんです。

毎日のエサやりで信頼関係を築いたり、たまにハンドリングをすることで、「この人は危なくない」と認識してくれるように!

人馴れしている個体では、名前を呼ぶと寄ってきたり、飼い主の顔を覚えていることもあるとか…

我が家のフトアゴヒゲトカゲも、膝の上で寝てくれたり、飼い主が帰宅すると「エサをくれ!」とケージのドアの前でドタバタするなど、すっかり人馴れしています。

「人馴れしやすい爬虫類」と仲良くなりたい方には、フトアゴヒゲトカゲがオススメです!

フトアゴヒゲトカゲと仲良くなりたい方は、こちらの記事をチェック!

フトアゴヒゲトカゲはモルフが豊富!

フトアゴヒゲトカゲが他の中型~大型の爬虫類と大きく違うところは、「モルフ(※)の豊富さ」にあります。

※モルフとは…外見的な特徴(色、模様、うろこの形状など)に基づいて分類された品種のこと。モルフは遺伝によって引き継がれる特徴であり、繁殖によって多種多様なモルフが作り出されている。

実は、フトアゴヒゲトカゲは他の中型~大型の爬虫類に比べて、圧倒的にモルフの種類が多いんです。

その数はおよそ1000種類以上とも言われるほど!

1000種類以上の中から、お気に入りの個体を選ぶことが出来るのは、フトアゴヒゲトカゲの大きな魅力といえるでしよう。

次の章では、フトアゴヒゲトカゲのモルフについて解説しているので、気になる方は要チェックです!

フトアゴヒゲトカゲのモルフについて知ろう!

フトアゴヒゲトカゲはモルフの種類が多いことは、先程もお伝えしました。

では、具体的にどんなモルフが存在しており、また人気なモルフは何なのでしょうか。

初心者の方にも分かりやすく解説していきますので、安心して見てくださいね!

🟠 カラー系モルフ

カラー系モルフは見た目の色合いを重視したモルフです。

自分の好みが一番反映されやすいので、まずはカラーから選んでいきましょう!

モルフ名特徴
シトラス明るい黄色・ライムグリーン。鮮やかで目を引く。
レッド濃い赤〜オレンジ。人気が高く、華やか。
オレンジレッドよりも明るめ。やや黄色っぽい柔らかい印象。
ホワイト / スノー淡色〜白系。クールで落ち着いた雰囲気。

🧬 形質系モルフ(スケール・体表)

形質系モルフは、うろこや肌の質感が反映されたモルフです。

手触りや見た目がユニークなため、カラー系モルフよりニッチなモルフといえます。

また、カラー系モルフとは違い、形質系モルフによっては飼育難易度も変わってくるため、この表をしっかりと確認しましょう!

モルフ名特徴
レザーバック滑らかで平らなうろこ。柔らかな触り心地。初心者向き。
シルクバックうろこがほとんどない。とても滑らかだが、乾燥に弱く飼育難易度高め。
トランス黒目+半透明の皮膚。特に幼体は透け感が強い。
ハイポ黒色が少なく淡い印象。全体が明るく見える。

🧬 リセッシブモルフ(劣性遺伝)

リセッシブモルフは、特定の遺伝子が揃わないと現れない、非常にレアなモルフです。

かなり希少なため、高値で販売されていることが多いですが、その分独特な雰囲気を持った個体が多いため、マニアの間では大変人気です。

モルフ名特徴
ウィットブリッツほぼ単色で模様がない。珍しいため高価。
ダンバー模様やうろこの流れが不規則。独特な見た目。
ゼロほとんど無地で白〜銀色。かなりレア。

🎨 コンボモルフ(複合モルフ)

コンボモルフとは、複数のモルフを掛け合わせた個体のことで、組み合わせはまさに無限通り!

コンボモルフの個体は、唯一無二のカラーや質感の掛け合わせが楽しめるため個性重視派の方におすすめです。

人気のコンボモルフはこれだ!

モルフ名特徴
ハイポ・レザーバック・レッド黒色が薄く、なめらかな赤系の肌。発色も良く扱いやすい!
トランス・ゼロ黒目+模様なし+白~銀色のボディ。幻想的でレア感抜群。
ウィットブリッツ・ハイポ・オレンジ模様なし&鮮やかオレンジ。目立つ+希少のいいとこ取り。

モルフの組み合わせ次第では、色や肌の質感、模様など、すべての要素にこだわった個体をお迎えすることができるのは、とても嬉しいポイントですよね!

🐉 モルフ選びのアドバイス

タイプおすすめモルフ理由・ポイント
🔰 初心者向きレザーバック / ハイポ丈夫で飼育がしやすく、見た目も魅力的。
🎨 見た目重視シトラス / レッド / スノー系好みで選べるカラーが豊富。個性が出せる。
💎 希少性重視ゼロ / ウィットブリッツ / ダンバーリセッシブ系は珍しくコレクション価値あり。
⚠️ 上級者向けシルクバック肌がデリケート。湿度・保湿など特別ケアが必要。

私の飼育しているフトアゴヒゲトカゲも、初心者向きのレザーバックにカラーが黄色の『イエローレザバック』というモルフの個体です。

丈夫で飼いやすいのはもちろん、黄色みがかった革のような質感がたまらなくかっこいい!

フトアゴヒゲトカゲに興味がある方は、爬虫類ショップやイベントなどに赴き、自分の目でモルフの好みを探してみるのもいいかもしれませんね。

フトアゴヒゲトカゲの飼育に向いている人は〇〇な人!

フトアゴヒゲトカゲは、飼育の難易度こそ高くはないものの、レオパやコーンスネークのようにとても簡単!」というわけではありません。

フトアゴヒゲトカゲの飼育には、ある程度の時間と飼育スペースを必要とするため、あなたのライフスタイル次第では、飼育が難しいかもしれません。

ということで、この章では「フトアゴヒゲトカゲの飼育に向いている人」についてお話します。

もちろん、次のポイントに当てはまらない方でも、工夫次第で飼育は可能ですのでご安心ください!

毎日ある程度の時間(1時間ほど)は確保できる人

フトアゴヒゲトカゲは、「お世話に時間のかかる爬虫類」なんです。

毎日のエサやりも、フトアゴヒゲトカゲの食欲があがるような、且つ栄養バランスのとれたエサ作りをしなければならないため、意外にも時間がかかります。

私の場合は、人工飼料をふやかしたあとに、小松菜や人参、少しのフルーツをカット、その後に綺麗に盛り付ける、最後にカルシウムパウダーをふりかけて、ようやく朝のエサやりが終わります。

これだけでも10分くらいはかかるんですよね…(笑)

さらに、フトアゴヒゲトカゲはケージの中ばかりにいると、運動不足になってしまうので、定期的に部屋の中を散歩させる必要があります

我が家では、2日に1回、30分程度の散歩時間を設けて、フトアゴヒゲトカゲの運動不足を解消しています。

その他にも、ケージ内の掃除やメンテナンスの時間を含めると、1日1時間ほどはフトアゴヒゲトカゲに費やすことに…

結構大変ですよね…(笑)

でも、しっかりお世話をしていると、フトアゴヒゲトカゲに「この人は安心できる人」と認識してもらえることも!

フトアゴヒゲトカゲの飼育には、ある程度まとまった時間が必要ですが、「大変だ…」と思いすぎず、「仲を深められるチャンスがたくさん!」と思うことが大切です。

ある程度の飼育スペースがとれる人

フトアゴヒゲトカゲの飼育に欠かせない要素として、『飼育スペースの広さ』が挙げられます。

フトアゴヒゲトカゲは、レオパードゲッコーやコーンスネークなどの小型の爬虫類と違って、身体のサイズも大きいため、それ相応の大きめのケージが必要なんですね。

具体的には、レオパードゲッコーは30×15cmほどのケージで飼育できるのに対して、フトアゴヒゲトカゲは最低でも60×45cm以上のケージが望ましく、レオパードゲッコーの4倍以上の飼育スペースを確保しなければならないんです。

そのため、『同居人がいて自分の部屋が狭い』という人が飼育を始めると、飼育スペースでだけで部屋を圧迫してしまうため、あまりフトアゴヒゲトカゲをおすすめすることができません。

ただ、もちろん『愛』さえあれば飼育を始めることはできます!

かくいう私も、7畳ほどの小さな部屋でフトアゴヒゲトカゲを含む、10匹以上の生き物と一緒に暮らしていますしね(笑)

結局は、飼育スペースの広さを許容できる、『フトアゴヒゲトカゲ愛』が深い人が、フトアゴヒゲトカゲの飼育に向いているといえます。

ちなみに爬虫類初心者の方におすすめの爬虫類についてまとめた記事も貼っておくので、良かったらチェックしてみてください!

フトアゴヒゲトカゲの飼育設備は8つ揃えればOK!

フトアゴヒゲトカゲの飼育には、ケージの他にも様々な飼育設備が必要なため、『何を揃えればいいか分からない』という方は多いと思います。

そんな方向けに、まずは『これさえ用意すれば飼育を始められる』という最低限の飼育設備を紹介していきます。

まず、飼育に必要なものは以下の8つです。

設備名用途・目的簡単な説明
ケージ生活スペースの提供成体には幅90cm以上の広めのケージが必要。前開き・通気性の良いものが便利。
紫外線ライト(UVB)骨の健康維持・代謝促進紫外線B波(UVB)を照射し、ビタミンD3を合成。1日12時間照射が基本。
バスキングライト体温調節のための高温スポットケージ内に35〜40℃の温かい場所(バスキングエリア)を作るライト。日光浴の代わり。
パネルヒーター保温・夜間の温度維持ケージ底部に敷いて使用。寒い時期や夜間に体温低下を防ぐために使う。
温湿度計環境管理ケージ内の温度と湿度を常にチェックできる。バスキング側と反対側に設置するのが理想。
床材ケージ内の衛生管理ペットシーツ、人工芝、新聞紙などがおすすめ。砂は誤飲の恐れがあるため初心者は避ける。
エサ入れ野菜・人工フードの設置食べやすく、動かない浅型の容器が適している。安定感があるものが◎。
水入れ水分補給転倒しにくい容器に常に清潔な水を入れて設置。霧吹きでの加湿補助にも使える。

この8つさえ用意できれば、フトアゴヒゲトカゲの飼育が始められると考えると、意外と簡単に飼育設備を揃えられそうですよね!

それでは、それぞれの飼育設備の説明をしていきます。

ケージ

フトアゴヒゲトカゲのケージには、60×45cm以上の大きめのケージを使用します。

また、通気性がよく、メンテナンスが飼育しやすいケージが理想のため、天井部分がメッシュ素材で、ケージの前面が観音開きするものがおすすめです!

これらの要素を全てクリアした、おすすめのケージのリンクも貼っておきますので、気になる方は購入してみてください!

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紫外線ライト

フトアゴヒゲトカゲの飼育には、紫外線ライトが欠かせません

フトアゴヒゲトカゲは、紫外線を浴びることで、体内で『ビタミンD3』を生成しています。

そして、その『ビタミンD3』は体内でカルシウムの吸収を助ける役割をしているんです。

つまり、紫外線を浴びないと、健康な骨を生成するためのカルシウムが吸収できない、ということになります。

そのため、紫外線ライトは必ず設置しましょう!

また、紫外線ライトは定期的に交換しないと、ライトから発される紫外線量が少なくなってしまうため、半年に一回は買い替えるようにしましょう。

私のおすすめ紫外線ライトのリンクも貼っておきますので、気になる方はチェックしてみてください!

業界大手のGEXさんが販売している商品ですので、安心して使用できるのが嬉しいポイントですね。

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バスキングライト

フトアゴヒゲトカゲを含む爬虫類たちは変温動物のため、自分で体温を調整できません。

そのため、フトアゴヒゲトカゲはバスキングライトで作る高温スポット(約35〜40℃)で身体を温め、消化や免疫機能を活性化させているんです!

例えば、フトアゴヒゲトカゲは食後にバスキング(野生科では日光浴)で身体を温め、胃腸の働きを活性化させることで、食べたものの消化や吸収を行っています。

逆に、身体が冷えたままだと、食べた物が消化されず、消化不良に陥ってしまうことも…

使用時の注意点ですが、バスキングスポットを作る際には、そのエリアは約35~40℃に設定するようにしましょう。

バスキングスポットの温度が低すぎると、あまり身体が温まらず、逆に温度が高すぎると、火傷などの体調不良の原因になってしまうので注意が必要です。

バスキングライトは、フトアゴヒゲトカゲにとって「日光の代わり」になり、健康維持・消化・免疫機能など、身体機能のほとんどに関わる重要アイテムです。

フトアゴヒゲトカゲの健康のためにも、必ず設置するようにしましょう!

私が普段使用している、バスキングライトのリンクも貼っておきますので、気になる方はチェックしてみてください!

こちらは、温度調整機能が搭載されており、さらにはライトの高さや方向調整が可能なため、非常に使い勝手の良い商品となっているので、とてもおすすめです!

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パネルヒーター

先ほどもお伝えしましたが、フトアゴヒゲトカゲは変温動物のため、夜間などの気温が下がる時間帯も20〜25℃程度に保つ必要があります

しかし、フトアゴヒゲトカゲの生活リズムのためにも、夜間はバスキングライトなどのライト類は消灯しなければなりません。

そんなときに役立つのがパネルヒーターなんです。

パネルヒーターはケージの床面から、じんわりとケージ内を温めてくれるため、夜間の温度調整に最適といえます。

また、冬場に『部屋の暖房を25℃に保ち続けるのはちょっと…』という方も、パネルヒーターがあれば、部屋の温度が22℃ほどでも問題なく、フトアゴヒゲトカゲの飼育を始めることができます。

フトアゴヒゲトカゲの健康と飼い主の暖房事情もサポートできる、パネルヒーターは設置しておくのがとてもおすすめです!

私が普段使用している、パネルヒーターのリンクも貼っておきますので、気になる方はチェックしてみてください!

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このパネルヒーターは、自動で温度調整を行なってくれるため、まさに『適温』を保つためにぴったりな商品となっているので、とてもおすすめです!

温湿度計

初めに断言しますが、フトアゴヒゲトカゲのケージには必ず、温湿度計が設置されている必要があります。

ちなみに温湿度計は、常に正確な数値を確認するためにも、『デジタル』のものがおすすめです!

それでは、温度計、湿度計の重要性について順に説明していきます。

温度計

フトアゴヒゲトカゲは周囲の温度に体温が左右される、『変温動物』に分類される生き物です。

そのため、ケージ内の温度が適切でないと、以下のようなトラブルが起こる場合があるので注意しましょう。

温度が低すぎる場合温度が高すぎる場合
消化不良、活動低下脱水、熱中症のリスク

また、フトアゴヒゲトカゲのケージ内では「バスキングエリア(35〜40℃)」と「クールエリア(25〜28℃)」という場所ごとの温度差が必要になってきます。

そのため、温度計は『バスキングエリア用』と『クールエリア用』の2つが用意してあるとよいでしょう。

ケージ内の温度を正確な数値で把握するために、温度計は必須というわけです。

湿度計

フトアゴヒゲトカゲは乾燥地帯に生息しているため、ケージ内の湿度が高すぎると、皮膚病やカビを発症してしまう原因になってしまいます

逆に、ケージ内の湿度が低すぎると、脱皮不全や呼吸器系のトラブルにつながることも…

フトアゴヒゲトカゲのケージ内の理想的な湿度は30〜50%前後のため、湿度計や霧吹きなどを使用して、適切な環境づくりに努めましょう。

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この温湿度計は、デジタル式で数字も大きく表示されているので、ケージ内の温度・湿度が一目でわかるのでおすすめですよ!

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床材

フトアゴヒゲトカゲの床材とは、ケージの底に敷く素材のことを指します。

床材の機能としては、『足場』『排泄物の吸収・衛生管理』『自然に近い飼育環境の演出(見た目)』などが挙げられ、様々な素材がフトアゴヒゲトカゲの床材として販売されています。

種類特徴メリットデメリット
ペットシーツ使い捨ての吸収シート安価・清潔・誤飲リスクゼロ見た目がやや人工的
キッチンペーパー家庭で手軽に使える紙素材安価・交換が簡単見た目がシンプルすぎる
人工芝(爬虫類用)合成素材の芝生状床材洗って再利用可・見た目が自然汚れが溜まりやすい・臭い残りやすい
新聞紙家庭で無料・簡単に使えるコストゼロ・交換しやすいインク移りや見た目に難あり
砂(カルシウムサンドなど)見た目が自然で砂漠風に演出ビジュアル◎・行動が自然に近い誤飲・消化器トラブルのリスク大
土(レプタイルソイルなど)湿度保持に優れる潜る行動が可能・自然感ありカビ・虫発生・掃除が大変

しかし、こんなに種類があると何を選んだらよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、私のおすすめの床材をお伝えします。

そのおすすめの床材は『ペットシーツ』です!

ペットシーツは、フトアゴヒゲトカゲが誤飲してしまうリスクがないこと、簡単に取り替えられるので清潔な環境を保ちやすいこと、そして、とにかく安いこともあり、非常に初心者向けの床材といえるんです!

私自身、キッチンペーパーやレプタイルソイルなども試しましたが、衛生面やコスパ、取り替えの容易さから、すぐにペットシーツ信者になりました(笑)

そんな私が普段使用しているペットシーツのリンクも貼っておきますので、気になる方はチェックしてみてください!

このペットシーツは内容量も多く、値段も控えめなため、非常にコスパがいいんですよね!

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エサ入れ&水入れ

エサ入れは、フトアゴヒゲトカゲに野菜や人工フードを与える際に、水入れは水分補給用の新鮮な水を入れる際に使用する容器です。

フトアゴヒゲトカゲのエサ入れ&水入れ選びのポイントは次の通りです。

ポイント説明
安定感がある軽すぎるとひっくり返されるので、重みのある陶器やレジン製が安心。
浅くて広めフトアゴが食べやすいように、縁が低くて口が広い形状が理想。
掃除しやすい素材プラスチックや陶器など、水洗いしやすい素材が清潔を保ちやすい。
滑り止め付き(あると便利)ケージ内で容器が動かないよう、底に滑り止めがあるタイプがおすすめ。

これらのポイントの内、特に『安定感』と『浅くて広い』という点は必ずクリアしたものを選びましょう。

フトアゴヒゲトカゲは力が強いため、容器に安定感がないと簡単にひっくり返されてしまい、また、容器が浅くないと、そもそもフトアゴヒゲトカゲが食欲を失ってしまうことがあるので、注意が必要です。

また、エサ入れも水入れも1日に1回以上は必ず掃除し、清潔な環境を保つように心がけましょう

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この容器であれば、ある程度の重さがあるため安定感があり、また、深さや広さを選択できるため、エサ入れ用は一番浅く、水入れ用は少しだけ深いものにすることで、フトアゴヒゲトカゲにとって心地よい環境づくりができますよ!

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初心者の方には『飼育セット』がおすすめ!

今まで飼育設備をたくさん紹介してきましたが、『一つ一つ揃えるのは面倒…』という方もいると思います。

ご安心ください!

そんな方向けに、『フトアゴヒゲトカゲの飼育セット』が販売されているんです!

この飼育セットを購入すれば、すぐにフトアゴヒゲトカゲの飼育を始めることができるほど、充実したセット内容となっているので、気になる方はチェックしてみてください。

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ちなみに私も最初は、この飼育セットを購入した上で、フトアゴヒゲトカゲをお迎えしており、そのセット内容と購入の手軽さにすごく助けられました。

フトアゴヒゲトカゲのエサについて

フトアゴヒゲトカゲのエサ選びは、飼育する上で最も大切で、且つ飼い主が苦労するところです。

しかし、この記事で全部話すには、内容が詰め詰めになり過ぎてしまうので、こちらの記事を作成しました!

フトアゴヒゲトカゲのエサ選びは、

この記事の内容さえ押さえておけば大丈夫!

というくらい充実した記事ですので、こちらも是非チェックしてください!

まとめ

今回はフトアゴヒゲトカゲの飼育について、初心者向けにかなり詳しくお伝えしました。

正直、色々なことをお伝えしすぎて、情報量がとても多い記事となっていますが、裏を返せば『この記事さえ読めば、誰でも飼育を始められる』という内容になっているので、この記事を読んだ皆さんは既に、フトアゴヒゲトカゲを飼育するスタートラインに立てているんです。

この記事を読んだ皆さんが、最高のフトアゴLIFEを送れることを願っています。

それでは、またお会いしましょう!

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