こんにちは、そーちゃんです。
爬虫類の中でも特に人気の高い「レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)」をご存じですか?

通称、「レオパ」と呼ばれて親しまれており、その愛らしい見た目と飼いやすさから、爬虫類初心者にもおすすめのペットです。
今回は、レオパードゲッコーの基本的な飼い方と、注意すべき病気について、初心者向けにわかりやすくご紹介します!
🦎 レオパードゲッコーってどんな生き物?

レオパードゲッコー(和名:ヒョウモントカゲモドキ)は、ヤモリの一種で、アフガニスタンやパキスタンなどの乾燥した岩場や砂漠に生息しています。
名前の通り、ヒョウのような模様(レオパード柄)が特徴的で、その見た目の可愛さからペットとして非常に人気があります。
🦎 レオパードゲッコーの魅力とは?

レオパードゲッコーは、初心者から上級者まで幅広い層に愛されている人気の爬虫類です。
その魅力は、まずおだやかでおっとりとした性格!
噛んだり暴れたりすることがほとんどなく、手に乗せてスキンシップを楽しむことも可能です。
さらに、ヒョウ柄をはじめとしたさまざまなカラーバリエーション(モルフ)が存在し、自分だけの特別な一匹に出会える楽しさもあります。
飼育に必要なスペースが小さく、鳴かない・匂わない・動きも静かなので、アパートやマンションでも飼いやすいのもポイント。
夜行性で日中はのんびり寝ていることが多く、また夜になると活発に動き出すその姿は、観察するたびにキュンキュンすること間違いなしです!
見た目の可愛さと、穏やかで付き合いやすい性格が合わさった、まさに「はじめての爬虫類」にぴったりな存在です。
レオパードゲッコーの特徴はこれ!

- 夜行性:日中はシェルターで休み、夜になると活発に動き出します。
- まぶたがある:多くのヤモリと違い、レオパードゲッコーにはまぶたがあり、まばたきもします。(これが「トカゲモドキ」と呼ばれる所以です。)
- 鳴かない・においが少ない:とても静かで清潔な生き物のため、集合住宅でも飼いやすいです。
- 脱皮する:定期的に皮を脱ぎます。また、その皮を自分で食べることもあります。(野生では痕跡を残さないためと言われています。)
- 尾に栄養をためる:尾が太くふっくらしているのは健康の証。逆に尾が細くなってきたら注意が必要です。
大きさ・寿命
- 体長:約20〜25cm
- 寿命:10〜15年(うまく飼えば20年近く生きることも!)
飼育に必要な基本セット
レオパードゲッコーの飼育は、他の爬虫類に比べて飼育が簡単とはいえ、飼育設備はしっかりと整えてあげる必要があります。
こちらが飼育に必要な用品なので、是非チェックしてください!
1. 飼育ケージ(爬虫類用ケース)
- サイズ目安:最低でも、縦20cm×横30cm×高さ15cmほどのケージを用意しましょう。
- 通気性が良く、脱走できない構造のものを選びましょう。
- ケージの正面に扉があるタイプのケージを使用すると、餌やりや日々の観察が楽しくなります!
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2. 床材(底に敷く素材)
キッチンペーパーやペットシーツ、ソイル状の爬虫類用マットが使用されることが一般的ですが、私のおすすめはペットシーツです。
ペットシーツは糞の臭いが抑えられる上に、排泄時の取り替えも非常に楽ちんです。
爬虫類マットは、ケージのレイアウトをおしゃれにしたい方にはおすすめです!
また、砂の床材もありますが、誤飲による腸閉塞のリスクがあるので飼育初心者には不向きです。
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3. シェルター(隠れ家)
- 人の目に晒されない、安心して過ごせる場所を必ず用意してあげましょう。
- 湿ったシェルターも1つあると、脱皮のサポートになります。
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4. ヒーター(保温器具)・温湿度計
- レオパードゲッコーは変温動物なので、保温が必須です。
- ケージの半分だけ温めて、「温かい場所」と「涼しい場所」を作りましょう。
- 適温:日中は28〜32℃、夜間は24〜26℃。
- 適湿:日中は50~60%、夜間は70~80%。夜は霧吹きをしてあげるのがおすすめです!
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5. 紫外線ライト(必須ではないがあった方が良い)
夜行性なので必須ではないですが、健康維持のためにUVBライトを導入する飼い主も増えています。
ちなみに我が家では紫外線ライトは使用しておらず、その代わりにカルシウムを多めに摂取させるようにしています。
こればかりは好みによって意見が分かれると思うので、気になる方は設置してみてください!
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6.餌と水
- 主な餌はコオロギ・ミルワーム・デュビアなどの昆虫、レオパードゲッコー専用の人工飼料。
- カルシウムやビタミンD3をまぶして与えましょう。
- 常にきれいな水を用意するのも忘れずに!
レオパードゲッコーの餌一覧と、カルシウムやビタミンなどのサプリメントについては下に詳しくまとめておきましたので、是非ご覧ください!
🦗 レオパードゲッコーの主な餌一覧
餌の種類 | 特徴・メリット | 給餌頻度の目安 | 注意点 |
---|---|---|---|
コオロギ | 栄養価が高く、動きがあるのでよく食いつく | 幼体:毎日 成体:2〜3日に1回 | 足を取ってから与えるとケガ防止に。鳴き声が気になる人も。 |
デュビア | 消化に良くて臭いも少ない。脂肪分も適度。 | 幼体:1日1〜2匹 成体:2〜3日に2〜4匹 | 湿度に弱いため保管に注意。サイズに気をつける。 |
ミルワーム | 手にのせて与えやすく、ストックも簡単 | おやつとして週1〜2回程度 | 脂肪分が高いので与えすぎ注意。主食には不向き。 |
ワーム系(ジャイアントミルワーム、シルクワームなど) | 種類によって栄養バランスが良い | 週1回程度(おやつやバリエーションとして) | 食べやすいサイズを選ぶこと。ワームだけでの給餌は栄養が偏る。 |
人工フード(レオパドライ、レオパゲルなど) | 栄養バランスが整っていて食事管理しやすい | 週1回〜主食の補助に | 食べない子もいるので個体差あり。慣らしが必要。 |
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🧂 サプリメントの補助も忘れずに!
サプリメント名 | 使用頻度 | 主な目的 |
---|---|---|
カルシウムパウダー(無D3) | 毎回の給餌時 | 骨の健康維持、クル病予防 |
カルシウムパウダー(D3入り) | 週1回程度(※ライトなし飼育の場合) | ビタミンD3補給、カルシウム吸収の補助 |
マルチビタミン | 週1回程度 | 健康維持、栄養バランス補完 |
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日々のお世話のポイント
- 餌は幼体で毎日〜2日に1回、大人は2〜3日に1回が目安。
- 排泄物や食べ残しはこまめに掃除。
- 週1〜2回程度はシェルターや床材の掃除を。
- 脱皮前は体が白っぽくなるので、湿ったシェルターを必ず用意。
レオパードゲッコーのよくある病気と対策

ここでは、レオパードゲッコーを飼育している際に気をつけなければならない病気について解説していきます!
1. クル病(くるびょう)
- 原因:カルシウム不足やビタミンD3不足
- 症状:骨の変形、あごが柔らかくなる、歩き方がおかしい
- 対策:カルシウムを定期的に補給。必要に応じてUVBライトも活用。
2. 脱皮不全
- 原因:湿度不足や健康状態の悪化
- 症状:皮が部分的に残る(特に指先)
- 対策:湿ったシェルターの設置。残った皮はぬるま湯でふやかしてやさしく取り除く。
3. 腸閉塞
- 原因:床材の誤飲(砂など)や餌の消化不良
- 症状:食欲不振、排便しない、ぐったりしている
- 対策:安全な床材を使い、餌のサイズに注意。異常を感じたら早めに爬虫類専門の動物病院へ。
4. 尾切れ・尾のやせ
- 原因:ストレスや病気、栄養不足
- 症状:尾が細くなる、切れてしまう
- 対策:ストレスを減らし、栄養バランスの良い食事を与える。尾が切れても再生しますが、元には戻りません。
まとめ

適切な環境と日々のケアをしっかり行えば、レオパードゲッコーは長く元気に暮らしてくれます。飼い主との信頼関係も少しずつ築けて、名前を呼ぶと出てきたりする子もいるらしいです!
最初はわからないことも多いかもしれませんが、一歩ずつレオパのことを学びながら、楽しい爬虫類ライフをスタートさせてくださいね。
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