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爬虫類の餌食い改善に!初心者でも使えるハニーワーム活用ガイド|食欲回復&栄養補助に効果的

爬虫類

こんにちは、そーちゃんです。

突然ですが、爬虫類を飼育していると、

『最近エサを食べなくなった…』

『栄養が偏っていないか心配…』

といった悩みを持つことが多々ありますよね。

ましてや、昆虫食の爬虫類をたくさん飼育している方なら、エサ食いや栄養摂取で悩むことも多いのではないでしょうか。

かくいう私も、フトアゴヒゲトカゲやレオパードゲッコーが拒食気味になったことがあり、そのときはめちゃくちゃ悩んだ記憶があります。

そんなときに大活躍するのが ハニーワーム(Honey Worms)

ハニーワームは、その甘い香りと高い栄養価で爬虫類の食欲を刺激し、拒食気味の爬虫類の食欲を刺激したり、健康維持のサポートをしてくれる、爬虫類飼育における強壮剤みたいなものです。

私自身、先ほどのペットたちの拒食期間にハニーワームを食べさせることで、彼らの食欲が復活して健康を取り戻したという過去があるため、今回の記事はかなりの思い入れを持って執筆していきます!

ということで本記事では、ハニーワームの基本情報から、メリット・デメリット、与え方のコツまで詳しく解説します。

後半には、ハニーワームを購入できるリンクも貼っておくので、気になる方は是非最後までチェックしてみてください!

ハニーワームとは?

ハニーワームは、ミツイガ(学名:Galleria mellonella) という蛾の幼虫です。

名前のとおり、甘い香りが特徴で、養蜂の巣箱を食べて育つため『ハニー(蜂蜜)』の名がついています。

ハニーワームの基本データ

項目内容
学名Galleria mellonella
通称ハニーワーム
大きさ約1〜2cm
特徴甘い匂い、柔らかい体
主な利用爬虫類・両生類・鳥類の餌

ハニーワームは、大きさ”約1〜2cmほど”と小さく、その独特な甘い匂いとモチモチとした柔らかい身体が、さまざまな昆虫食の生き物たちから絶大な人気を集めています。

特に、ハニーワームには脂肪分が多く含まれており、食欲が落ちた個体・栄養補助をしなければならない個体に食べさせることで、食欲が一気に復活したり、健康補助の手伝いをすることができるんです。

そんなハニーワームは、主に『爬虫類・両生類・鳥類』に与えられることが多く、主食としてではなく、おやつや食欲の起爆剤として用いられることが大半を占めます。

ハニーワームが爬虫類飼育におすすめな理由

私が爬虫類飼育者にハニーワームをオススメしたい理由はいくつかあるのですが、ここでは3つに絞ってお伝えしていきます。

ハニーワームについてよく知らない方にもわかりやすいようにお伝えするので、安心して見てくださいね!

1. ハニーワームは食いつきが抜群!

ハニーワームは甘い香りで爬虫類たちの食欲を刺激するため、普段与えているコオロギやデュビアにあまり反応しない個体でも食べてくれることが多いんです。

特に拒食気味の個体のリハビリには非常に効果的で、ペットの爬虫類のエサ食いが悪くなってしまっても『ハニーワームを与えることで食欲が復活した』という事例が多数あります。

実際に我が家でも、フトアゴヒゲトカゲやレオパードゲッコーが拒食気味になったことがあるのですが、ハニーワームを何回か継続して与えただけで『食欲が復活→いつも通りのエサを食べるようになる』というところまで、回復させることができました。

このように、食欲が落ちたこと個体や拒食気味になってしまった個体には、一旦ハニーワームを与えてみるいう選択肢を持っておくことがとても重要です。

2. ハニーワークは柔らかく食べやすい!

ハニーワームは、コオロギやデュビアのようにゴツゴツとした見た目ではなく、柔らかくモチモチとした体が大きな特徴!

そのため、小型のヤモリや幼体のトカゲなどにも与えやすいのが非常に魅力的なんです。

特に小型・幼体の爬虫類たちは、コオロギやデュビアなどの生き餌を怖がってしまい、それがキッカケで拒食に陥ってしまうことも少なくないため、一度ハニーワームで生き餌に慣らしてから、本命のエサに移行するのも良いでしょう。

3. ハニーワークは高栄養価!

ハニーワームには脂質が多く含まれているため、爬虫類たちのエネルギー源として非常に優れています。

特に、拒食状態になってから時間が経過し痩せてしまった個体や、産後でエネルギーを消耗してしまった個体には抜群の効果を発揮し、急速にエネルギー補給を行うことで体力回復をサポートできます。

その他にも、痩せてしまった個体にハニーワームを与えることで、応急処置的に太らせることも可能なほど、爆発的な栄養補助効果が期待できますよ!

では、ハニーワームの栄養成分とは一体どのようになっているのでしょうか。

ハニーワームの栄養成分

ハニーワームの最大の特徴は、なんといっても脂質の高さで、これは同じく餌として用いられる『コオロギ・デュビア』と比較しても圧倒的なものとなっています。

昆虫タンパク質 (%)脂質 (%)特徴
コオロギ約55〜65%約15〜20%高タンパク・低脂肪、日常給餌向き
デュビア約45〜55%約20〜25%脂質やや多め、栄養価安定、管理しやすい
ハニーワーム約35〜45%約40〜50%超高脂肪、嗜好性◎、おやつや栄養補助向き

この表を見ても、ハニーワームはタンパク質の含有量が他に比べて劣っている一方、脂質に関しては他の追従を許さないのがお分かりいただけるかと思います。

しかし、ハニーワームは脂質こそ高いものの、その他の栄養素が欠けているため、与えすぎると穂満や生活習慣病の原因となることも…

そのため、ハニーワームは主食としてではなく、『おやつ』『栄養補助』として用いるのが一般的な使い方です。

⚠️ハニーワークは脂肪分が多い一方で、カルシウムが少ないのが弱点です。そのため「常食」ではなく「おやつ」や「補助食」として使うのが理想です。

ハニーワームの与え方

ハニーワームの与え方は至ってシンプルで、以下のポイントさえ守れば、簡単に与えることができます。

  1. ピンセットで与える
    → 爬虫類の目の前で動かすと食欲を刺激できます。
  2. 餌皿に入れる
    → 床材に潜りやすいので、浅い容器を使うのがおすすめです。
  3. ダスティング(カルシウムパウダーをまぶす)
    → カルシウム不足を補うため、与える前に必ずカルシウムをまぶしましょう。

ハニーワームを与える際は、基本的にピンセットで与えるか、浅いエサ皿に入れて食べるのを待つという2パターンが一般的です。

どちらの与え方をしても、ハニーワームは爬虫類たちの食欲を刺激するような動きをしてくれるため、ちゃんと食い付いてくれますよ!

また、ハニーワームにダスティング(カルシウムパウダー)をまぶすことで、本来不足しているカルシウムを補うことができることも覚えておきたいポイントです。

オススメのカルシウムパウダーのリンクは下に貼っておくので、是非チェックしてみてください!

ハニーワームを与える際の注意点

  • 与えすぎは肥満の原因に
    → 脂質が多いため、メインフードにせず、週1〜2回程度の補助に留めましょう。
  • 依存しやすい
    → 食いつきが良すぎて、他の餌を食べなくなることがあります。コオロギやデュビアと組み合わせて与えるのがベストです。
  • 保存方法
    → 常温では蛹になりやすいので、冷蔵庫(10〜15℃) に入れて管理すると長持ちします。

ハニーワームは高脂質・低タンパクなエサのため、主食として用いるのは絶対に避けて、あくまでも”補助”的な役割であることを覚えておきましょう。

また、ハニーワームは他の生き餌に比べて、圧倒的に食いつきが良いことが魅力なのですが、あまり与えすぎると依存してしまい、その他のエサに興味を持たなくなってしまうことがあります。

ペットの健康面のためにも、依存しないためにも与えすぎにはくれぐれも注意してください。

あと…、これは私の実体験が元となっているのですが、ハニーワームは放っておくと『ミツイガの成虫』へと変態してしまうんですよね。

私もしばらくハニーワームを常温にて放置してしまったことがあるのですが、気づいた頃には保管している容器に5匹ほど蛾が止まっていて、大きな衝撃を受けたことを覚えています(笑)

そのため、ハニーワームは『早めに与え切ってしまう』or『冷蔵庫にて保管する』ようにしてください。

ちなみに、冷蔵庫にて保管する理由は、ハニーワームの体内機能を低下させて、成長する速度を抑えるためです。

とりあえず、与えすぎと保管方法にはくれぐれも気をつけながら、ハニーワームの購入を検討してみてくださいね。

まとめ

今回は爬虫類にとっての”食欲起爆剤”である『ハニーワーム』について解説しました。

この記事がキッカケで、食欲が落ちたり栄養不振に陥っている爬虫類たちが、爆発的に元気になることを願っています。

このサイトでは、他にも生き物関連の記事をたくさん掲載しているので、是非チェックしてみてください!

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