こんにちは、そーちゃんです。
今回の記事は我が家のペットに悲しい事故が起きてしまったという話です。
我が家のアオダイショウに起きた事故
我が家には昨年の5月にお迎えした「アオダイショウ ノーマル・hetアルビノ」のあおちゃんがいます。

ついこの間までは順調に成長しており、お迎え当初のベビーの写真と比べると見違えるほどの大きさまで育ってくれました。
最初はピンクマウスのMサイズを与えていたのが、今や一回の食事でファジーマウスのSサイズを二匹食べるまでになってくれたあおちゃん。

順調に脱皮を繰り返し、これからどのくらい大きくなってくれるのか、期待に胸を膨らませていた一週間前、悲しい事故は起きてしまいました。
ちゃんとしていれば防げた事故だった…
二週間ほど前から、目が白くなって脱皮の兆候を見せていたため、私もいつも通りにケージ内の湿度を60~70%ほどに保って、来る脱皮に備えていました。
そして、その4日後に無事脱皮が完了…したかに思えました…
脱皮殻がいつも通りにきれいに見えたこと、脱皮後、あおちゃんがしばらく水に浸かっていたこともあり、私は大したチェックもせずに「脱皮は成功した」と思い込んでしまっていました。
しかし、その2日後、あおちゃんをハンドリングしていたとき、最悪の事態が発覚しました。
なんと、あおちゃんの尻尾が黒く固まっており、完全に壊死してしまっていたのです。
恐らく、何らかの原因で脱皮不全を起こし、脱皮殻が残ってしまったのでしょう…
壊死してしまったあおちゃんの尻尾を見たとき、本当に絶望感しかありませんでした。
ちゃんと体調チェックをしていれば壊死は防げた…
そう思うと、後悔しかありません。
飼育環境、そして私の体調確認不足、全てが私の生き物を育てるうえでの認識の甘さからくるものでした…
このような事故を二度と起こさないためにも、そして皆さんが後悔しないように、今回は脱皮不全の防ぎ方、そして対策についてお話します。
脱皮不全の対策と対処4選

今回、脱皮不全が起きてしまった理由、そして脱皮不全が起きやすくなってしまう要因は大きく4つほどあります。
1.湿度が低い
ヘビの脱皮には湿度が重要になってきます。
通常、ヘビの飼育する際は湿度を50~60%ほどに設定するのが理想ですが、脱皮時は普段より少し高めの湿度、60~70%ほどに設定してあげる必要があります。
湿度が高くないと、脱皮がスムーズに行われない可能性が高くなってしまいます。
水入れをこまめに替える、定期的に霧吹きでケージ内を湿らせてあげることがとても大事になってきます。
2.ケージの大きさが合っていない
ヘビの飼育にはケージの大きさ選びがとても重要です。
「大きければ何でもいいんでしょ?」
そう思う方もいるかと思いますが、実は大きすぎるケージはヘビにとっては悪環境になりかねないのです。
というのも、ヘビは脱皮する際、身体をケージの側面や過度にこすりつけて脱皮殻を脱ぐのですが、身体の大きさに対してケージが大きすぎると、脱皮殻が上手く脱げないという事態が起きてしまうことがあります。
では、ケージの大きさはどれくらいがよいのか。
これはあくまでも目安ですが、ケージの底面積が「とぐろを巻いた状態のヘビが6匹ほど入るほど」になるようなサイズが理想です。
もちろん、ケージ内に脱皮を手助けするようなオブジェクトがあれば話は別ですが、おおよその目安として覚えておいてください。
ちなみに最近、安くて、大きさがいくつか選べるケージを見つけたのでリンクを貼っておきます。

3.脱皮殻が引っかかるオブジェクトがない
ここから先は、あおちゃんが脱皮不全を起こしてしまった要因と考えられるものです。
ヘビだけではなく、脱皮する爬虫類のほとんどは脱皮の準備が整うと、身体を何かにこすりつけて、脱皮殻を少しづつ脱いでいきます。
しかし、あおちゃんのケージにはそのようなオブジェクトは水入れしかありませんでした…
基本的に、ケージ・ヒーター・温湿度計・床材・水入れがあればヘビは飼育できると思っていましたが、それは間違いだったことがわかりました。
ヘビは脱皮が上手なため、ケージの大きさがちょうど良ければ、ケージに身体をこすりつけて脱皮ができることがほとんどです。
しかし、今回のような悲しい事故を起こさないためにも、流木やシェルターなどの脱皮殻が引っかかるようなオブジェクトを設置すると安心だと思います。
流木はネットで簡単に購入できるのでリンクを貼っておきます。

4.脱皮直後の体調管理を怠る
これは私が今回のあおちゃんに起こった事故において、一番反省している点です。
脱皮直後は必ず、脱皮不全が起きていないか必ず確かめるようにしてください。
仮に脱皮不全が起きていても、早期に発見できていれば、その部分をぬるま湯につけてふやかしながら、脱皮のお手伝いをしてあげることができます。
脱皮不全が起きてしまった部分を放置してしまうと、今回のように壊死してしまい、身体の一部が欠損してしまうという悲しい事故に繋がってしまいます。
皆さんも私のような過ちを繰り返さないためにも、脱皮直後の体調チェックは徹底してください。
まとめ

今回は我が家のあおちゃんに起こった脱皮不全、そして壊死してしまうという悲しい事故について、そしてこのような事故が起こらないための対策についてお話ししました。
私自身、今でも後悔はやむことはなく、あおちゃんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、生き物飼育についてもう一度見つめなおすいい機会にもなりました。
幸いなことに、壊死した部分は、直後に設置した流木に引っかかってとれて、その後はあおちゃんも元気に生活してくれています。
命を扱うというのはとてつもない責任が伴います。
皆さんも、今の飼育環境は適切か、お迎えするにあたって覚悟を持てるか、今一度確認してみてください。
読んでいただき、ありがとうございました。
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