
こんにちは、そーちゃんです。
皆さんはリクガメの床材は何を使っていますか?
ハスクチップ、バークチップ、土、はたまたペットシーツなんて方もいるかもしれません。
飼育初心者の方は『どれを選んだらいいか、分からない』という方も多いと思います。
私自身、リクガメの床材を決める際、複数のペットショップを回って聞いてみたり、様々なサイトを閲覧して、最適な床材を調べまくりました。
でも、リクガメの床材って本当に種類が多いので、なかなか選ぶのが難しいんですよね…(汗)
ということで今回は、『リクガメの床材選びのポイントとオススメの床材』について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
後半には、オススメの床材の購入リンクや、”最強の床材の組み合わせ”も紹介しているので、是非最後までチェックしてみてください!
ここだけの話、リクガメの床材は『ヤシガラ土とバークチップに二層構造』が一番オススメですが、その話はまた後で…
床材選びのポイント

それでは早速、リクガメの床材選びのポイントについてお話ししていきます。
リクガメの床材を選ぶ際のポイントは大きく3つです!
1.”保湿性”があるものを選ぼう!

リクガメの甲羅の形成には、湿度管理が大事になってきます。
ケージ内の湿度が高すぎても低すぎても、リクガメの甲羅の形が変形してしまう要因になってしまうので注意が必要!
そして、リクガメのケージ内の保湿で最も重要になってくるのが、実は『床材』ってことを知らない方は意外と多いのではないでしょうか。
個人的には、使用する床材によって、ケージ内の湿度は20%以上も変わってくると思っています。
そのため、リクガメの床材選びは”保湿性”を念頭に置きながら、慎重に選ばなければなりません。
2.”消臭効果”はとても大事!

初めに言っておきますが、リクガメはトイレを覚えません!
そのため、飼育をしていると『床材に糞の臭いが残ってしまうこと』が多くあります。
リクガメの糞の匂いはどの程度なのかという話ですが、分かりやすく言うと『動物園のゾウやカバの檻の臭いです。
本当に”THE草食動物の糞”って感じの臭い(笑)
そんな臭いが床材に染み付いてしまったら本当に最悪ですよね…
そして、実はリクガメの床材には”消臭効果”を持っているものが多くあるんです。
だから、床材選びをする際は”消臭効果”を意識して選んであげるのを強くオススメします。
3.”床材の硬さ”は意外と大事なポイント!

リクガメは普段、地面を”四肢で踏ん張りながら”歩いています。
しかし、その地面が柔らかすぎると、踏ん張ることが出来ず、その状態が長く続くと”腹甲を引き摺って歩く”ようになってしまうんです。
腹甲を引き摺って歩くようになると、リクガメの健康面はもちろん、見栄え面も良くないので、出来れば”四肢が強く踏ん張れるくらい”の硬い床材を選ぶのが理想!
リクガメの床材を選ぶ際に、”硬さ”を意識している方はかなり少ないのですが、実はとても重要なポイントなので、皆さんも是非覚えておきましょう。
リクガメの床材を比較してみよう!

それでは、リクガメの床材を系統ごとに分けて、順番に紹介していきます。
正直、かなり種類があるので全部覚えておくのは大変ですが、皆さんにも分かりやすいように簡潔にまとめてみたので、是非最後まで見ていってください!
土・砂系の床材は大きく3種類!

ますは、リクガメ飼育における”鉄板の床材”である、『土・砂系』について紹介していきます。
1.赤玉土

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★★★★☆ |
消臭効果 | ★☆☆☆☆ |
歩きやすさ | ★★★★☆ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
赤玉土は主に園芸用としてポピュラーな床材です。
吸水性が高いため、リクガメの排泄物を処理しやすく、更に土がしっかりしているため、リクガメが歩行するのにも大変適している優れもの!
また、ホームセンターや園芸店でも安価で購入が可能なため、他の爬虫類用床材より入手しやすいのも嬉しいポイントですよね。
欠点としては誤飲の可能性があることがあげられますが、硬質赤玉土のような硬すぎるものを選ばない限りは窒息の心配はありません。
2.ヤシガラ土

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★★★★★ |
消臭効果 | ★★★★☆ |
歩きやすさ | ★☆☆☆☆ |
入手しやすさ | ★★☆☆☆ |
ヤシガラ土とはヤシガラ(ヤシの実の殻)を細かく砕いて、土状に加工したものです。
ヤシガラは消臭効果と保湿効果、通気性に優れており、特にリクガメ飼育に大事な湿度管理に大きく貢献してくれます。
比較的万能な床材であるため、ヤシガラ土は様々な爬虫類を飼育する際に使われている、大人気の床材なんです。
そんなヤシガラ土の欠点としては、そもそも素材としてかなり軽いことが挙げられ、単体で使うにはリクガメが踏ん張るのにやや物足りません。
3.ウォールナッツサンド

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★☆☆☆☆ |
消臭効果 | ★★★★☆ |
歩きやすさ | ★★☆☆☆ |
入手しやすさ | ★★★☆☆ |
ウォールナッツサンドは”クルミの殻を細かく砕いて砂状に加工したもの”で、消臭効果と通気性に優れた床材です。
爬虫類や両生類の床材としては非常にポピュラーですが、リクガメに関しては”誤飲してしまうリスク”があることが懸念点として挙げられます。
しかし、リクガメは土に潜る習性があるため、ウォールナッツサンドの軽くてサラサラした素材感は、非常に掘り進めやすく、リクガメ飼育に向いている床材と言えるでしょう
ウッドチップ系

続いては、リクガメの床材として多く用いられることの多い床材である『ウッドチップ系』について解説していきます。
1.ハスクチップ

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★★★★★ |
消臭効果 | ★★★★☆ |
歩きやすさ | ★★★☆☆ |
入手しやすさ | ★★☆☆☆ |
ハスクチップとはヤシガラ(ヤシの実の殻)をサイコロ状にカットしたものになります。
先程紹介したヤシガラ土と主原料は同じであるため、消臭効果や保湿性、通気性は非常に優秀!
ヤシガラ土との違いは、チップの方がサイコロ状に大きめにカットされている分、リクガメが踏ん張りやすくて歩きやすいという点です。
2.バークチップ

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★★★★☆ |
消臭効果 | ☆☆☆☆☆ |
歩きやすさ | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★☆☆ |
バークチップとはマツの樹皮をチップ状に加工したものです。
消臭効果は期待できないものの、保湿性には優れており、多くの爬虫類飼育者に愛用されています。
こと、リクガメ飼育においては素材が硬く重みがあるため、歩く際に踏ん張りやすいのが嬉しいポイント!
また、バークチップは大きめのチップであるため、誤飲の可能性も少なく、排泄物の掃除が容易なのもオススメする理由となっています。
3.パームチップ

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★★★★★ |
消臭効果 | ★★★★☆ |
歩きやすさ | ★★★☆☆ |
入手しやすさ | ★★★☆☆ |
パームチップはハスクチップと同様にヤシガラを原材料に作られており、消臭効果や保湿性、通気性に優れています。
また、形状もハスクチップと非常によく似ているんですよね…
私はハスクチップもパームチップも買って使用して経験があるのですが、正直、違いは分かりませんでした(笑)
番外編

最後に番外編として、リクガメの飼育にはあまり使用されることのない床材を紹介していきます。
ペットシーツ

項目 | 評価 |
---|---|
保湿性 | ★☆☆☆☆ |
消臭効果 | ★☆☆☆☆ |
歩きやすさ | ★☆☆☆☆ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
ペットシーツは排泄物の掃除をする際、シーツを取り替えるだけなので非常に便利な床材候補です。
私はレオパードゲッコーやフトアゴヒゲトカゲを飼育しているのですが、床材にはペットシーツを愛用しています。
しかし、リクガメ飼育においては誤飲の可能性があるため、あまりオススメできる床材ではありません。
もし、誤飲してしまった場合、ペットシーツは消化されずに体内に残ってしまう危険性もあるため、なるべく使用は避けたいところです。
私のおすすめ床材は『ヤシガラ土とバークチップの二層構造』!

リクガメの床材には様々な種類があり、それぞれに長所と短所があるため、なかなか全てを兼ね備えている床材を見つけるのは困難です。
そのため、私は2種類の床材をブレンドして使用しています。
冒頭でお伝えした通り、私はヤシガラ土とバークチップの2種類を使用しており、下にヤシガラ土を5cm程敷き詰めて、その上にバークチップを敷いています。
この2種類をブレンドすることで、消臭効果・保湿性・通気性・歩きやすさを高い水準で兼ね備えた床材を作ることができるんです!
正直、色んな床材を試したり、ペットショップの方に聞いてみたりとかなり試行錯誤したのですが、この組み合わせを使用しておけば、まず間違い無いので非常にオススメ!
皆さんも是非参考にしてみてください!
まとめ

今回は『リクガメの床材選びのポイントとオススメ床材』について解説しました。
床材は一見ただの飼育レイアウトに思えるものの、リクガメの健康や飼育環境の改善に関わる、非常に重要な要素なので、是非こだわって選びたいところです。
このサイトでは、他にも生き物に関する記事を定期的に投稿しています。
気になる方は是非チェックしてみてください!
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