【完全保存版】リクガメの中で最も飼いやすい!ヘルマンリクガメの飼育方法を解説!

リクガメ

こんにちは、生き物大好きブロガーのそーちゃんです。

この記事を見ている皆さんは、少なからずリクガメに興味がある方、あるいはリクガメの飼育を検討している方だと思います。

しかし、

ヘルマンリクガメの飼育って難しいの?

ヘルマンリクガメの飼育には何が必要なの?

こんな疑問を持っている方が多いのではないでしょうか。

結論からいうと、ヘルマンリクガメの飼育は要点さえ押さえていれば、意外と簡単です。

今からお伝えする飼育のポイントを押さえ、後半に書いてある飼育設備を揃えさえすれば、誰でも簡単に飼育を始めることが出来ますよ

ということで今回は、ヘルマンリクガメを飼育して1年半、10匹以上の生き物と暮らしている私が、ヘルマンリクガメの飼育方法やポイントについて、初心者にも分かりやすく解説していきます!

この記事を読めば、飼育設備も揃えられるように、商品リンクも貼ってあるので、是非最後まで見てくださいね!

ヘルマンリクガメの基本情報

項目内容
学名Testudo hermanni
分布南ヨーロッパ(イタリア、フランス、バルカン半島など)
大きさ甲長 約15〜25cm 体重 2.0~3.0kgほど
寿命約40〜60年(飼育下で長寿の記録あり)
食性草食性(野草、葉野菜、果実など)
性格活発で好奇心が強いが、なつきやすい
飼育環境紫外線・日光が必須。乾燥した陸上環境を好む
冬眠多くの個体が冬眠を行う

ヘルマンリクガメは小型で飼いやすいリクガメ

ヘルマンリクガメ(Testudo hermanni)は、南ヨーロッパ原産の小型のリクガメで、特にイタリアやバルカン半島などに多く生息しています。

ヘルマンリクガメは、甲長15〜25cmほどの小型のリクガメということで、他のリクガメたちに比べるとかなり小さめなサイズなのが特徴となっています。

どれくらい小型かというと、リクガメの代表格である、ケヅメリクガメやヒョウモンリクガメは甲長60~80cm体重は最大で90kgにも達することを考えると、ヘルマンリクガメの小ささが際立ちますね!

また、寿命は40〜60年ほどなので、飼育スペースをあまり必要としないのに、長く一緒にいられるペットとして、非常に人気があります。

ヘルマンリクガメの性格は、人懐っこくて好奇心旺盛なため、その小さくて丸っこいフォルムと合わさって、非常に愛嬌のある爬虫類としても知られているんです。

ヘルマンリクガメは、リクガメの中では小型で飼いやすい種類のため、初心者の方でも十分に飼育が可能だといえるでしょう。

ヘルマンリクガメは草食!人口フードもOK!

ヘルマンリクガメは草食性で、葉野菜や果物などを主食としており、野生下では様々な野草を食べて暮らしています。

ちなみに、ヘルマンリクガメに飼育下で与えることが多い食べ物を以下の表にまとめてみました!

種類具体例
野草タンポポ、オオバコ、ハコベ、ノゲシなど
葉野菜チンゲン菜、小松菜、サラダ菜など
ナスタチウム、キンセンカ、ヒマワリの花びらなど
果物(少量)イチゴ、バナナ、リンゴなど(おやつ程度に)
その他人口フードなど(以下で紹介しています!)

飼育下では、主に小松菜やチンゲン菜などの、手軽に手に入れられる『アブラナ科』の野菜が、エサとして与えられることが多く、我が家のヘルマンリクガメにも、小松菜をメインで与えています。

小松菜などの野菜類は、スーパーに行けばお手軽価格で、簡単に手に入るのが嬉しいポイントですよね!

その他にも、我が家ではイチゴやバナナなどの果物も、ときどき与えていますが、ヘルマンリクガメなどの爬虫類にとって、果物には糖分が含まれすぎているため、与えすぎには注意しなければなりません。

また、周りに野草を採取できる環境があれば、タンポポやオオバコなどのメジャーな野草たちも、エサとして用いることができますよ!

ちなみに我が家では、小松菜の他にも人口フードをメインで与えているのですが、人口フードにはヘルマンリクガメに必要な栄養素がバランスよく含まれており、また一食あたりの値段も安いため、我が家では野菜:人口フードが『7:3』の割合になるように与えています。

人口フードの注意点としては、栄養価が比較的高いため、与えすぎると肥満の原因となってしまいます。

そのため、人口フードは、あくまでも補助として使用し、なるべく野菜をメインとして与えることをおすすめします!

我が家で使用している、栄養バランスと食いつきが素晴らしい人口フードのリンクを貼っておくので、気になった方は是非購入してみてください!

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冬眠はさせないのがおすすめ!

ヘルマンリクガメは野生下では、冬の間を冬眠して過ごしていますが、飼育下の場合は冬眠させる必要はないでしょう

むしろ、冬眠させてしまうと、稀に命を落としてしまうこともあるので、個人的には冬眠させることはおすすめできません。

これは、どの生き物を飼育する場合でも同じですが、飼育している個体を冬眠させることは、基本的にはおすすめできない行為です。

というのも、冬眠とは『一時的に体の活動を休止し、体温や代謝を低下させる』ということなのですが、これは飼育下においては非常にリスクの高い行動なんです。

自然下では、種が存続できるほどの適切な環境で、エサも自由に食べられるため、冬眠前にエネルギーを蓄えて、最適な環境下で冬眠することができますが、飼育下においては、適切な環境(温度・湿度・日照時間など)を完璧に揃えることは大変困難です。

また、個体によって、冬眠前に必要とするエネルギーの量も変わるため、環境とエネルギー量の両方完璧に整えることは、長年飼育に携わっている人でもなかなかできません。

さらに、冬眠中に体調をチェックすることはできないため、もし生き物が体調を崩してしまっていても、気づくことはとても難しいんです。

生き物が冬眠中に、『体調を崩す・適切な環境でない・エネルギーが不足している』などが起こった場合は、そのまま死んでしまうことも…

そのため、ヘルマンリクガメを含む、飼育している生き物を冬眠させることは、絶対に避けるべきなので、覚えておいてください!

ヘルマンリクガメのここがすごい!

ヘルマンリクガメの魅力は大きく分けて3つほどあります。

リクガメの中では圧倒的に飼育しやすい!

ヘルマンリクガメは小型のリクガメなので、飼育スペースをあまり必要としない、さらには好奇心旺盛な性格も相まって、非常に人気な爬虫類です。

ケヅメリクガメなどの大型のリクガメを飼育する場合、飼い主が庭付きの一軒家に住んでいて、さらには家の一階スペースと庭を、リクガメが活動できるように提供しなければならず、正直、一般人が飼育するのは、かなりハードルが高いといえます。

その点、ヘルマンリクガメの場合、90cm×45cmのケージを置くスペースさえ確保できれば、誰でも飼育を始めることができるんです!

畳一畳の4分の1程度の飼育スペースと考えれば、意外と簡単に飼育を始められる気がしませんか?

また、ヘルマンリクガメは好奇心が旺盛な個体が多いため、人慣れもしやすいことも魅力の一つ!

飼い主に慣れてくると、飼い主の姿が見えると寄ってきてくれることも!

我が家のヘルマンリクガメも、私が帰ってくると『飯はまだかー!』と言わんばかりに、ケージのドア付近を歩き回ったり、私の手から小松菜やフルーツを食べたりと、めちゃめちゃ人慣れしてくれています(笑)

サイズ的にも、性格的にも非常に飼いやすいヘルマンリクガメは、初心者の方にぜひ飼ってみてほしいペットです。

『長寿・静か・匂いが少ない』の三拍子揃ったペット

皆さんは、飼育するペットを選ぶ際に何を重視しますか?

』『匂い』『スペース』『寿命』など、様々な要素があると思いますが、今あげた代表的な懸念点であれば、ヘルマンリクガメは全てクリアすることができるんです!

まず、音についてですが、ヘルマンリクガメは『鳴かない生き物』のため、音で悩ませられることはまずありません。

強いていえば、エサやりの際に、心地よい『シャクシャク♪』という咀嚼音が聞こえてくるくらいですが、これはヒーリングミュージックのようなものなので、問題はありませんね(笑)

匂いに関しては、排泄物の掃除を毎日欠かさずにいれば、ケージから悪臭が漂うことはありません

もちろん、ヘルマンリクガメの排泄物は『THE 爬虫類のフン』といった臭いはするのですが、基本的にはケージの外まで臭いが漏れてくることはありませんし、長期間放置しない限りは、私たちの日常生活に問題はありません。

また、飼育スペースに関しては、90×45cm以上のケージを置けるスペースを確保するだけなので、犬や猫などの代表的なペットたちと比べれば、飼育スペースは容易に確保できるでしょう。

90×45cmというと広いスペースに感じるかもしれませんが、サイズ的には『一畳の4分の1』の大きさなので、居住スペースを著しく圧迫するということはないはずです。

また、寿命の長さに関してですが、ヘルマンリクガメは、ペット界隈ではかなり長い『40年以上』生きる、大変長寿な生き物なので、『ペットとすぐにお別れになってしまうのは悲しい…』という方でも、安心して飼育を始めることができますよ!

例えば、20歳の時にお迎えすれば、60歳になるまでは一緒に人生を歩んでくれるということになります。

ペットというよりは、一生の伴侶に近いかもしれませんね(笑)

甲羅の模様がたまらなく美しい!

ヘルマンリクガメの魅力といえば、『甲羅の美しさ』も忘れてはいけません。

ヘルマンリクガメの甲羅は、黒と黄色のコントラストが非常に美しく、その美しさはリクガメの中でもトップクラス!

また、甲羅の質感は、幼体の頃はツヤツヤなのに対して、成体になるにつれて、ゴツゴツした重厚感を纏い始めるため、一生を通して変化を楽しめるのも最高ですよね!

また、ヘルマンリクガメの甲羅の美しさは『健康と愛情の結晶』であることも、魅力の一つです。

私たちが、適切な紫外線量、カルシウム補給、湿度管理、エサやり、温度管理の全てを完璧にこなせていれば、ヘルマンリクガメの甲羅は自然でなめらかに成長します。

逆に、ヘルマンリクガメの甲羅が、ピラミッド状に隆起している場合は、飼育環境の乱れのサインでもあるので、その際は飼育環境を見直す必要があるでしょう。

ヘルマンリクガメの甲羅は、色や形、質感など、どれをとっても芸術的な美しさをしており、お迎えすれば、あなたの家を『小さな芸術品』が彩ってくれること、間違いなしです!

ヘルマンリクガメを飼育してみよう!

ヘルマンリクガメは、飼育難易度が少し高めなものの、適切な飼育環境さえ整えれば、誰でも飼育を始めることができます

ただ、その『適切な飼育環境』を整えることが難しいんですよね…

そこで、初心者の方でも簡単に飼育用品が揃えられるように、必要な用品を表にまとめてみました!

各飼育用品の説明と、それらを購入できるリンクも表の下で紹介しているので、ぜひ最後まで見てくださいね!

✅ 飼育に必要な用品一覧(早見表)

品名目的・役割必須/推奨
飼育ケージカメの生活空間。通気性と保温性が必要。✅必須
保温器具(暖突・ヒーター)夜間や冬季の保温に使う。✅必須
紫外線ライト骨の成長とカルシウム代謝に必須。✅必須
baskingライト(バスキング)日光浴用。甲羅の成長と体温調整に必要。✅必須
サーモスタット温度の自動管理に使う。✅必須
温湿度計飼育環境の管理に必須。✅必須
床材(ヤシガラ等)歩きやすく掘れる素材。湿度管理にも重要。✅必須
シェルター・隠れ家落ち着ける場所を提供。ストレス軽減に。✅必須
水入れ・エサ皿給水と食事に使用。安定感があり倒れにくいもの。✅必須
カルシウム剤成長期や繁殖期に必要な栄養補助。✅必須
野菜・リクガメ用フード主食用。カルシウムの高い野草も◎。✅必須
スプレーボトル床材の湿度調整や甲羅の保湿に使用。推奨
掃除用具(ピンセット等)糞や食べ残しの掃除用。推奨

🏠 飼育ケージ

ヘルマンリクガメの住まいとなるケージは、適切な広さと通気性の良さを兼ね備えたものを選びましょう

ヘルマンリクガメは、成体の場合、90cm×45cm以上の大きさのケージを用意しなければなりません

ケージには、天板がメッシュ素材(通気性の良い素材)のものを選ぶと、夏場の温度管理や湿度管理がしやすくなりますよ!

こちらのケージであれば、広さと通気性の良さを兼ね備えているので大変おすすめです!

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🔥 保温器具(暖突・パネルヒーターなど)

ヘルマンリクガメを始めとする、リクガメたちは変温動物のため、外部の温度によって体温が変わり、それによって体内の活動が活性化されたり、休止状態になる生き物です。

特に夜間や冬場はケージ内の温度が冷えやすいため、体調を崩す原因になってしまうことも…

ヘルマンリクガメを飼育する際には、天井に設置できる「暖突」や、床面に敷ける「パネルヒーター」などを使用することで、ケージ内の温度を、飼育時の適温である『25~30℃程度』に保つことを心がけましょう!

暖突を選ぶ際は、ケージのサイズに応じて、暖突のサイズも変わってくるのですが、90cm×45cmのケージを使用するのであれば、こちらのLサイズのものを使うのがオススメですよ!

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また、パネルヒーターに関しても、飼育ケージのサイズに応じて、ヒーターの大きさが変わってくるのですが、90cm×45cmのケージであれば、こちらのサイズのものがオススメですよ!

ちなみに、このパネルヒーターは安全装置もついているので、多くの爬虫類飼育者から使用されている人気の商品です!

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☀️ 紫外線ライト(UVB)

ヘルマンリクガメを飼育する際には、『ビタミンD3』を合成するための『紫外線(UVB)』が欠かせません

この『ビタミンD3』は、ヘルマンリクガメが骨や甲羅を形成する際に必要となる、『カルシウム』の吸収を促進するもので、『ビタミンD3』が体内で合成されないと、骨や甲羅の形成がうまくできなくなってしまうんです…

しかし、野生下のヘルマンリクガメは、太陽光から紫外線を浴びることができますが、飼育下では長時間、太陽光を浴びさせることはなかなか難しいです。

そのため、ヘルマンリクガメのケージでは、太陽光の代わりに専用の紫外線ライトを設置して、毎日10〜12時間点灯させることで、野生化に近い環境を作り出すことができます。

個人的には、どの飼育用品よりも、この『紫外線ライト』が重要だと思っているほど、マストアイテムなので、必ず設置するようにしましょう!

また、紫外線ライトは長く使っていると、紫外線の放射量が減少していってしまうため、半年に一度は交換することをオススメします

紫外線ライトには、色々と種類があるのですが、個人的にオススメな『これさえ買っておけば間違いない!』という、業界大手のGEXさんが出している商品のリンクを貼っておくので、気になる方は参考にしてみてください!

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🌞 バスキングライト

バスキングライトは、ヘルマンリクガメの野生化における、『日光浴』を再現するためのスポットライトです。

ヘルマンリクガメを飼育する際には、ケージ内に35℃前後の温かいゾーン(ホットスポット)と25〜30℃前後のクールスポットを作ることで、自ら体温調整できるような環境を作る必要があります

その温かいゾーン(ホットスポット)を作る際に役立つのが、このバスキングライトというわけです!

また、バスキングライトは消化活動などの体内機能の促進にも効果的なので、紫外線ライトとセットで必ず設置するようにしましょう。

バスキングライトも種類がたくさんありますが、GEXさんが販売している、こちらの商品であれば、初心者の方でも安心して使用することができるのでオススメですよ!

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🎛️ サーモスタット

ヘルマンリクガメなどの爬虫類を飼育する際、ケージ内の温度管理は非常に重要ですが、皆さんが外出している際や寝ているときなど、どうしても管理が難しいタイミングがあるかと思います。

そんなときに役立つのが、この『サーモスタット』!

サーモスタットはケージ内の温度を感知して、設定した温度に応じて保温器具を自動でON・OFFしてくれるため、ケージ内が暑くなりすぎたり、逆に冷えすぎてしまうことを防ぐことができる優れものなんです。

実際、我が家でもサーモスタットを使用していますが、季節や昼夜に関係なく、ケージ内の温度を常に一定に保ってくれており、本当に助かっています。

とはいえ、サーモスタットも故障のリスクはあるため、機械に頼りすぎることなく、こまめに自分の目でケージ内の温度を確認してくださいね

我が家でも実際に使用しており、ダイヤルを回すだけで簡単に温度設定ができる、おすすめのサーモスタットのリンクも貼っておくので、気になる方は見てみてください!

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🌡️ 温湿度計

ヘルマンリクガメに限らず、全ての生き物を飼育する上で、温度と湿度を適切に管理することは非常に重要です。

そのため、すぐにケージ内の温度・湿度がわかるように、温湿度計は必ず設置するようにしましょう!

ちなみに、ヘルマンリクガメを飼育する際には、温湿度計を2つ設置することをオススメします。

その理由は、先ほどもお伝えした通り、ヘルマンリクガメのケージには『ホットスポット』と『クールスポット』という温度変化のある、2つの場所を作る必要があるからです。

ヘルマンリクガメの適温は、ホットスポットで『35〜40℃』、クールスポットで『25〜30℃』ほど、ケージ内の湿度は45〜60%ほどが適切となっているので、こちらもぜひ覚えておいてください!

温湿度計は、下の商品のような『字が大きくて見やすいもの』を選ぶと、飼育がより快適になるのでオススメですよ!

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🛏️ 床材(ヤシガラ・腐葉土など)

ヘルマンリクガメを飼育する上で、床材選びは、歩行性・湿度保持・掘る行動の再現などに関わる、非常に重要なポイントです。

床材には、ヤシガラや腐葉土などの自然系素材が人気で、特にヤシガラ素材のものは、吸湿性・消臭作用に優れているため、リクガメにとって快適な環境づくりに大きく貢献してくれます。

また、床材が適切でないと、湿度管理が大変になるのはもちろんのこと、甲羅が反ってしまったり、足を引きずって歩くようになってしまったりするため、慎重に選ぶ必要があります。

しかし、リクガメの床材には様々な種類があるため、床材選びに迷う方もきっと多いでしょう。

ちなみに、私は『ヤシガラ土を下に敷き詰めて、その上にバークチップを敷き詰める』という床材作りをオススメしています。

ヤシガラ土を使用することで、保湿と消臭の両方をケアしつつ、バークチップを上に敷くことで、リクガメが足を踏ん張って歩くことができるようになるため、リクガメにとって非常に快適な環境を作ることができるんです!

リクガメの床材選びについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください!

🛖 シェルター・隠れ家

好奇心旺盛なヘルマンリクガメですが、実は意外と臆病な一面も…

ヘルマンリクガメが身を隠せる場所があるだけで、ストレスが大きく減るため、ケージ内にはシェルターや隠れ家になるものを設置してあげましょう

シェルターや隠れ家は、本格的なものでなくても、浅めの陶器や木のトンネルなどでも代用可能なため、飼育レイアウトに合わせて選ぶのがオススメです。

我が家では、植木鉢を真っ二つにしたようなシェルターを使用しており、シェルター・寝床として大活躍してくれています。

正直、シェルターは好みですが、レイアウトに拘らない方であれば、こういったシェルターが扱いやすくてオススメです!

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🥣 水入れ・エサ皿

ヘルマンリクガメの水入れは、カメが中に入ってもひっくり返らないような安定感があり、且つ水を飲みやすいような浅皿のものがおすすめです。

また、エサ皿も同様に安定感がある、浅皿のものを選ぶ必要があるのですが、サイズが小さいとリクガメが餌を食べる際に、エサが散らばってしまい。ケージ内が汚れる要因となってしまいます。

そのため、エサ皿は比較的大きめのサイズを選ぶと、手入れが楽ちんになりますよ!

水入れとエサ皿は、下のようなものであれば、サイズを選んで購入することができるのでオススメです!

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💊 カルシウム剤(サプリメント)

ヘルマンリクガメを始めとするリクガメは、カルシウム不足になると、甲羅や骨の形成ができなくなってしまい、くる病などの病気にかかってしまうこともあります

そのため、飼育する際には、粉末タイプのカルシウム剤をエサに振りかけることで、カルシウム不足を補ってあげましょう

ヘルマンリクガメに用いるカルシウム剤には、『ビタミンD3入り』のものを選ぶのがオススメです!

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🥬 野菜・リクガメ専用フード

リクガメのエサ選びは、健康のためにとても重要ですが、様々な種類の餌があるため、迷う方も多いはずです。

そこで、リクガメのエサについて表にまとめてみました!

この表を参考にバランスの良いエサやりを心がけましょう

種類具体例栄養バランス与える頻度備考・注意点
野草(天然の草)タンポポ、オオバコ、ハコベ、ノゲシ など高繊維・高カルシウム◎毎日OK最も理想的。農薬や排ガスのついていない場所で採取。洗って与える。
葉野菜小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤ、カブの葉 などカルシウム多め◎毎日OK野草が手に入らない時の代用に。シュウ酸の少ないものを選ぶ。
その他野菜レタス、キャベツ、ニンジン、カボチャ など栄養偏りやすい△週1〜2回水分が多く栄養が薄い。与えすぎ注意。色味づけや変化をつけたい時に。
果物イチゴ、リンゴ、バナナ、キウイ など糖分が多い×おやつ程度主食に不可。月に1〜2回まで。少量なら可。
乾燥野草タンポポの乾燥葉、乾燥オオバコ など高繊維・保存性◎○常備食野草の代替品として便利。水で戻して使うと食いつきも良い。
リクガメ専用フードジクラ、テトラ、レプティミン、マズリ等の配合飼料栄養バランス良好○補助的に単体で主食にせず、野草・野菜と併用する。食べ慣れさせるのにコツがいる。
カルシウム剤ボレー粉、カルシウムパウダー骨・甲羅形成に必要○週2〜3回紫外線と併用必須。与えすぎ注意。UVB環境がない場合はD3入りを選ぶ。

ヘルマンリクガメの主食には、チンゲン菜・小松菜・タンポポ・オオバコなどの葉野菜や野草を中心にバランスよく与えるようにしましょう

必要に応じてリクガメ専用フード(乾燥ペレット)を補助的に与えるのも効果的ですが、高カロリーなものが多いため、与えすぎには注意してください。

ニンニクや玉ねぎなどの刺激の強い野菜は与えてしまうと、最悪の場合、死に至る原因になってしまうので、絶対に与えないでください!

また、ほうれん草などのシュウ酸を含む野菜は、カルシウムの吸収を阻害してしまうことがあるため、与えるにしても少量にとどめることがオススメです。

リクガメは、イチゴやリンゴなどの果物も大好物ですが、与えすぎると糖分過多になってしまうため、1ヶ月に2回程度、おやつとして与えるに留めておきましょう


💦 スプレーボトル(推奨)

ケージ内の湿度を適切に保つには、霧吹きなどを使用するのがとても便利です。

特に冬場やエアコン使用時などの室内が乾燥している際に重宝し、また霧吹きを定期的にすることで、脱水や皮膚トラブルの予防にもつながるので、用意しておくのがオススメです。

100均などで簡単に手に入るので、一つ持っていて損はないですよ!


🧹 掃除用具(推奨)

リクガメの糞や食べ残しを放置してしまうと、カビや虫が発生する原因になり、ケージ内が不衛生になってしまいます。

ケージ内が不衛生だと、人間と同じように体調不良を起こす原因になってしまうので、ピンセットやスポンジを使って、毎日欠かさずに掃除することが大切です。

掃除用具となる、ピンセットやスポンジも100均で簡単に揃えられるので、時間があるときにパパッと揃えてしまいましょう!

初心者の方には『飼育セット』がおすすめ!

ここまで、ヘルマンリクガメの飼育に必要な設備についてお話ししてきましたが

全部揃えるのは大変…

という方もきっといらっしゃるかと思います。

そんな方におすすめなのが、この『飼育セット』!

ケージの大きさが少し小さめなものの、ベビーの状態でお迎えする方は、この飼育セットを購入するだけで、一年ほどは飼育することができる優れものなんです!

また、ケージの大きさに関しては、毎日散歩させることで、運動不足やストレスもある程度は解消できます。

この飼育セットには、リクガメの飼育に必要な最低限の設備が全て入っているため、初心者の方には大変おすすめです!

気になる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回はヘルマンリクガメの魅力と飼育方法について、初心者の方向けに解説してみました。

正直、この飼いやすさと可愛さを兼ね備えているリクガメは、他にいないんじゃないかと思うくらい、ヘルマンリクガメはおすすめの爬虫類です。

今回も内容が濃い記事になりましたが、この記事を読んだあなたは既に、ヘルマンリクガメ飼育が始められるくらいの知識は得ているはず!

是非、前向きにお迎えを検討してみてくださいね!

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