
こんにちは、そーちゃんです。
『ヘルマンリクガメの飼育って難しいの?』
『ヘルマンリクガメの飼育には何が必要なの?』
こんな疑問を持っている方は多いはずです。
結論からいうと、ヘルマンリクガメの飼育は要点さえ押さえていれば、意外と簡単にできます。
しかし、飼育に必要な設備やポイントを知らないと、
『せっかくお迎えしても、すぐにお別れ…』
なんてことになりかねません。
ということで今回は、ヘルマンリクガメを飼育して3年以上経過する私が、
『ヘルマンリクガメの飼育に必要な設備』
について実体験を交えながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
ヘルマンリクガメの飼育に必要な設備

ヘルマンリクガメは、飼育難易度が少し高めなものの、適切な飼育環境さえ整えれば、誰でも飼育を始めることができます。
ただ、その『適切な飼育環境』を整えるのが難易度高め…
そこで、初心者の方でも簡単に飼育環境が揃えられるように、分かりやすく解説していきます。
| 飼育に必要な設備 | 役割・必要性 | ポイント |
|---|---|---|
| 飼育ケージ | ヘルマンリクガメが生活するメイン環境 | 成体なら90×45cm以上推奨。 通気性の良いメッシュ天板タイプが温湿度管理しやすくおすすめ。 |
| 暖突(上部ヒーター) | ケージ全体を保温する | 冬場や夜間の温度低下対策に必須。 25〜30℃を維持できるよう調整する。 |
| パネルヒーター | 床面から部分的に温める | ホットスポット作りに便利。 ケージ外側に設置するタイプがおすすめ。 |
| 紫外線ライト(UVB) | ビタミンD3生成・カルシウム吸収補助 | 不足すると“くる病”の原因になる。 毎日10〜12時間点灯し、半年ごとの交換がおすすめ。 |
| バスキングライト | 日光浴環境の再現 | 35℃前後のホットスポットを作る。 消化活動の促進にも重要。 |
| サーモスタット | 温度の自動管理 | 温度の上がり過ぎ・下がり過ぎを防ぐ必須機材。 初心者ほど導入推奨。 |
| 温湿度計 | 温度・湿度チェック | ホットスポット側とクールスポット側の2個設置がおすすめ。 |
| 床材 | 歩きやすさ・湿度維持・掘る習性の再現 | ヤシガラ土が人気。 ヤシガラ土+バークチップの組み合わせがオススメ。 |
| シェルター | ストレス軽減・隠れ家 | 木製トンネルや陶器などでも代用可能。 落ち着ける場所を作ってあげることが大切。 |
| 水入れ・エサ皿 | 水分補給・食事用 | ひっくり返りにくい浅皿タイプがおすすめ。 エサ皿は大きめだと掃除が楽。 |
| カルシウム剤 | 骨・甲羅形成の補助 | エサに振りかけて使用。 ビタミンD3入りタイプがおすすめ。 |
| 野菜・専用フード | 食事 | 小松菜・チンゲン菜・タンポポなどを中心に。 果物はおやつ程度に留める。 |
| スプレーボトル | 湿度維持 | 乾燥対策や脱水予防に便利。 100均でも購入可能。 |
| 掃除用具 | 衛生管理 | 糞や食べ残しは毎日掃除。 ピンセットやスポンジが便利。 |
1.飼育ケージは大きめのものを用意!

ヘルマンリクガメの住まいとなるケージは、
『適切な広さと通気性の良さを兼ね備えたもの』を選びましょう。
ヘルマンリクガメは、成体の場合、”90cm×45cm”以上の大きさのケージを用意しなければなりません。
我が家のヘルマンリクガメも、長らく”60×45cm”のケージで飼育してきましたが、お迎えしてから1年半が経過したタイミングで、”90×45cm”のケージに買い換えました。
以前の”60×45cm”のケージだと、ややスペースが足りなくて運動不足のように感じたんですよね。
大きいケージに変更してからは、より運動できているようで、食欲も増して元気に動き回る姿が観察できています。
やはり、よく歩き回るヘルマンリクガメにとっては、大きめのケージを用意してあげたいですね。
また、ケージは『天板がメッシュ素材(通気性の良い素材)のもの』を選ぶと、夏場の温度管理や湿度管理がしやすくなりますよ!
2.保温器具(暖突・パネルヒーターなど)

ヘルマンリクガメを始めとする、リクガメたちは”変温動物※”です。
※変温動物とは、体温を自ら一定に保てず、周囲の環境温度によって体温が変化する動物のことです。
特に夜間や冬場はケージ内の温度が冷えやすいため、体調を崩す原因になってしまうことも…
そのため、ヘルマンリクガメを飼育する際には、
などを使用して、ケージ内を彼らの過ごしやすい”25~30℃程度”で、常に維持できるような環境を用意してください。
暖突を選ぶ際は、ケージのサイズに応じて、暖突のサイズも変わってくるのですが、”90×45cm”のケージを使用するのであれば、こちらの”Lサイズ”がピッタリです。
また、パネルヒーターに関しても、飼育ケージのサイズに応じて、ヒーターの大きさが変わってくるのですが、90cm×45cmのケージであれば、こちらの”3号サイズ”のものをオススメします。
私もヘルマンリクガメをお迎えするにあたって、色んな暖房器具を調べて試してみたのですが、上に紹介した2つが一番良いように感じました。
ネットを見ると様々な商品が売ってしますが、
『どれが良いかわからない…』
という方は、とりあえず上の商品を試してみることを推奨します。
3.紫外線ライト(UVB)は必須!

ヘルマンリクガメを飼育する際には、”紫外線(UVB)※”が欠かせません。
※ヘルマンリクガメはUVBライトを浴びることで体内でビタミンD3を合成し、カルシウムを効率よく吸収できるようになります。
UVBが不足するとビタミンD3が作れず、骨や甲羅が変形するくる病などの健康トラブルを引き起こす原因になるので注意が必要です。
野生下のヘルマンリクガメは、太陽光から紫外線を浴びることができますが、飼育下では長時間、太陽光を浴びさせることはなかなか難しい…
そのため、飼育下のヘルマンリクガメには、”太陽光の代わり”となる”専用の紫外線ライト”をケージ内に設置することが必要となります。
個人的には、どの飼育用品よりも、この”紫外線ライト”が重要だと思っているほど、ヘルマンリクガメの飼育に欠かせないアイテムです。
また、紫外線ライトは長く使っていると、紫外線の放射量が減少していってしまうため、半年に一度は必ず買い換えるようにしましょう。
紫外線ライトは1日、”10〜12時間”は照射しましょう。
ちなみに、我が家ではカレンダーに『紫外線ライト 買い換え』という予定を半年ごとに設定しています。
こうすることで、紫外線ライトの買い換え忘れを予防できるというわけですね(笑)
忙しい方や記憶力に自信がない方はぜひ試してみてください!
4.バスキングライトは”日光浴”の代わり

バスキングライトは、
『”日光浴”を再現して、体を温めるためのスポットライト』です。
ヘルマンリクガメを飼育する際には、
ケージ内に”35℃前後”の温かいゾーン(ホットスポット)と”25〜30℃前後”のクールスポットを作ることで、自ら体温調整できるような環境を作る必要があります。
その温かいゾーン(ホットスポット)を作る際に役立つのが、このバスキングライトというわけです。
また、バスキングライトは消化活動などの体内機能の促進にも効果的なので、紫外線ライトとセットで、ケージ内に必ず設置してください。
我が家のヘルマンリクガメも、しょっちゅうバスキングライトの下で『ホケ〜』ってしています(笑)
そんな様子が見られるだけでも、
『バスキングライトを設置した甲斐あったな』
と思えるので、皆さんも是非観察してみてください。
5.サーモスタットは便利グッズ

ヘルマンリクガメなどの爬虫類を飼育する際、ケージ内の温度管理は非常に重要ですが、皆さんが外出している際や寝ているときなど、どうしても管理が難しいタイミングがあるかと思います。
そんなときに役立つのが、この『サーモスタット※』です。
※サーモスタットはヒーターや保温器具を自動で制御し、ケージ内の温度を適切な範囲に安定して保つために不可欠な機器です。
温度の上がり過ぎや下がり過ぎを防ぐことで、爬虫類の体調不良や事故のリスクを大幅に減らせます。
実際、我が家でもサーモスタットを使用していますが、季節や昼夜に関係なく、ケージ内の温度を常に一定に保ってくれるので本当に助かっています。
サーモスタットについては、こちらの記事で詳しく解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
6.温湿度計は重要アイテム

ヘルマンリクガメに限らず、全ての生き物を飼育する上で、
温度と湿度を適切に管理することは非常に重要です。
ヘルマンリクガメを飼育する際も、ケージ内の”温度・湿度”を正確に把握できるように、
”温湿度計”は必ず設置してください。
ちなみに、ヘルマンリクガメを飼育する際には、温湿度計は”2つ”設置しましょう。
何故なら、先ほどもお伝えした通り、ヘルマンリクガメのケージには
という温度の異なる、2つの場所を作る必要があるからです。
ちなみに、ヘルマンリクガメを飼育する際の各数値の目安は、
となっているので、こちらもぜひ覚えておいてください!
パッと見たときに、すぐに数値が分かるような”デジタル式”の温湿度計が管理しやすくてオススメです。
昔、アナログ式の温湿度計を設置していたことがありますが、数値を確認するためにはよく覗き込まないといけないので、ちょっと面倒でした…(笑)
ストレスを感じたくない人には、デジタル式を強く推奨しますよ!
7.床材(ヤシガラ・腐葉土など)選びは重要!

ヘルマンリクガメを飼育する上で、床材選びは
などに関わる、非常に重要なポイントです。
床材には、ヤシガラや腐葉土などの自然系素材が人気で、特にヤシガラ素材のものは、”吸湿性・消臭作用”に優れているため、リクガメにとって快適な環境づくりに大きく貢献してくれます。
ちなみに、私の個人的オススメ床材は
『ヤシガラ土を下に敷き詰めて、その上にバークチップを敷き詰める』
という変わったものです。
リクガメの床材選びについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください!
8.シェルター・隠れ家はあると安心

好奇心旺盛なイメージの強いヘルマンリクガメですが、実は意外と臆病な一面もあります。
そのため、ヘルマンリクガメが身を隠せるような”シェルター”や”隠れ家”をケージ内に設置しましょう。
シェルターや隠れ家は、本格的なものでなくても、浅めの陶器や木のトンネルなどでも代用可能なため、飼育レイアウトに合わせて選ぶのがオススメです。
我が家では、植木鉢を真っ二つにしたようなシェルターを使用しており、シェルター・寝床として大活躍してくれています。
9.水入れ・エサ皿を安定感のあるものを!

ヘルマンリクガメの水入れは、
カメが中に入ってもひっくり返らないような安定感があり、且つ水を飲みやすいような浅皿のものがオススメです。
また、エサ皿も同様に安定感のある、浅皿のものを選ぶ必要があるのですが、サイズが適切でないと、リクガメがエサを食べる際に散らばってしまい、ケージ内が汚れる要因となってしまいます。
そのため、エサ皿は比較的大きめのサイズを選ぶのがポイントです。
ちなみに、我が家のヘルマンリクガメはエサ皿に綺麗にご飯を置いたとしても、ものの1分足らずで散らかしてしまいます。
その度に、綺麗にエサを戻してあげるのですが、正直とても骨が折れる作業です。
まあ、美味しく食べてくれれば言うことはないのですが…(笑)
10.カルシウム剤(サプリメント)はあると安心

ヘルマンリクガメを始めとするリクガメは、
カルシウム不足になると、甲羅や骨の形成ができなくなってしまい、”くる病※”などの病気にかかってしまうこともあります。
※くる病とは、カルシウムやビタミンD3の不足によって骨の形成が正常に行われず、骨や甲羅が柔らかく変形してしまう病気です。
重症化すると歩行障害や死亡につながることもあります。
そのため、エサを与える際には、粉末タイプのカルシウム剤をエサに振りかけて、栄養補助を行うのが一般的です。
カルシウム剤には色んな種類がありますが、ヘルマンリクガメに用いる際は、
”ビタミンD3入り”と書かれた商品を選びましょう。
我が家でも、たまにカルシウム剤を添加したエサを与えているのですが、その度に口の周りが粉で真っ白になっています。
まあ、その甲斐あってか、甲羅の異常もなく元気に育ってくれていますが…(笑)
11.野菜・リクガメ専用フードはバランスよく与えよう

リクガメのエサ選びは健康のためにとても重要ですが、様々な種類があるため、迷う方も多い はずです。
そこで、リクガメのエサを表にまとめてみました。
この表を参考にバランスの良いエサやりを心がけましょう。
| 種類 | 具体例 | 栄養バランス | 与える頻度 | 備考・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 野草(天然の草) | タンポポ、オオバコ、ハコベ、ノゲシ など | 高繊維・高カルシウム | ◎毎日OK | 最も理想的。農薬や排ガスのついていない場所で採取。洗って与える。 |
| 葉野菜 | 小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤ、カブの葉 など | カルシウム多め | ◎毎日OK | 野草が手に入らない時の代用に。シュウ酸の少ないものを選ぶ。 |
| その他野菜 | レタス、キャベツ、ニンジン、カボチャ など | 栄養偏りやすい | △週1〜2回 | 水分が多く栄養が薄い。与えすぎ注意。色味づけや変化をつけたい時に。 |
| 果物 | イチゴ、リンゴ、バナナ、キウイ など | 糖分が多い | ×おやつ程度 | 主食に不可。月に1〜2回まで。少量なら可。 |
| リクガメ専用フード | 通販、爬虫類ショップなどで販売されている配合飼料 | 栄養バランス良好 | ○補助的に | 単体で主食にせず、野草・野菜と併用する。食べ慣れさせるのにコツがいる。 |
ヘルマンリクガメの主食には、
などの葉野菜や野草を中心にバランスよく与えてください。
必要に応じて、リクガメ専用フード(乾燥ペレット)を補助的に与えるのも効果的ですが、高カロリーなものが多いため、与えすぎには注意してください。
また、ニンニクや玉ねぎなどの刺激の強い野菜は与えてしまうと、最悪の場合、死に至る原因になってしまうので、絶対に与えないでください!
さらに、ほうれん草などのシュウ酸を含む野菜は、カルシウムの吸収を阻害してしまうことがあるため、与えるにしても少量にとどめることがオススメです。
リクガメは、イチゴやリンゴなどの果物も大好物ですが、与えすぎると糖分過多になってしまうため、1ヶ月に2回程度、おやつとして与えるに留めておきましょう。
ちなみに、我が家では
といった食事内容を3年以上続けています。
12.スプレーボトル(推奨)

ケージ内の湿度を適切に保つには、霧吹きなどを使用するのがとても便利です。
特に冬場やエアコン使用時などの室内が乾燥している際に重宝し、また霧吹きを定期的にすることで、脱水や皮膚トラブルの予防にもつながるので、用意しておくのがオススメです。
100均などで簡単に手に入るので、一つ持っていて損はないでしょう。
13.掃除用具(推奨)

リクガメの糞や食べ残しを放置してしまうと、カビや虫が発生する原因になり、ケージ内が不衛生になってしまいます。
ケージ内が不衛生だと、人間と同じように体調不良を起こす原因になってしまうので、
ピンセットやスポンジを使って、毎日欠かさずに掃除することが大切です。
掃除用具となる、ピンセットやスポンジも100均で簡単に揃えられるので、時間があるときにパパッと揃えてしまいましょう!
初心者の方には『飼育セット』がオススメ!

ここまで、ヘルマンリクガメの飼育に必要な設備についてお話ししてきましたが
『全部揃えるのは大変…』
という方もきっといらっしゃるかと思います。
そんな方にオススメなのが、この『リクガメの飼育セット』。
ケージの大きさが少し小さめなものの、ベビーの状態でお迎えする方は、この飼育セットを購入するだけで、1年ほどは追加投資なしで飼育することができる優れものなんです!
また、ケージの大きさに関しては、毎日散歩させることで、運動不足やストレスを”ある程度は”解消できます。
この飼育セットには、リクガメの飼育に必要な最低限の設備が全て入っているため、初心者の方には大変オススメですよ。
まとめ

ヘルマンリクガメの飼育は、一見難しそうに感じますが、
などの基本をしっかり押さえれば、初心者の方でも十分に飼育を楽しむことができます。
特に、ケージ内の温度勾配やUVB管理は健康維持に直結する重要なポイントなので、今回紹介した設備を参考に、まずは“安心して暮らせる環境”を整えてあげることが大切です。
私自身、3年以上ヘルマンリクガメを飼育してきて、ケージサイズの見直しや設備選びの重要性を何度も実感してきました。
この記事が、これからヘルマンリクガメをお迎えする方や、現在の飼育環境を見直したい方の参考になれば嬉しいです。
このサイトでは、この記事の他にも、
などを取り扱った記事を多数投稿しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。



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